2019年10月31日〜11月2日:コソボ(Prizren)
昨日、コソボの第二の都市であるプリズレンに到着しました。
昔の雰囲気が残っているプリズレンをゆっくり歩いて周ってみようと思います!
プリズレンは古代ローマ時代に作られ、それ以降ブルガリア帝国⇨東ローマ⇨セルビア王国⇨オスマント帝国など数々の国に統治されてきており、色々な時代の歴史が残っている町です。
セルビア王国時代に王宮があったり、オスマン帝国時代に交易の重要拠点になって栄えていました。
多くの人やモノの交流が盛んであり、住んでいる人種も様々になった結果、、、
20年前のコソボ紛争時にセルビア人とアルバニア人との軋轢が顕在化しプリズレンでも激しい衝突があったとか。。。
今ではそんなことがあったことを感じさせないくらい穏やかな町の雰囲気ですがね^^
そんな古都プリズレンですが、世界遺産に登録されている建物もあります。
コソボには『コソボの中世建造物群』として世界遺産に登録されている建物が4つあり、そのうちの1つである”リェヴィシャの聖神女教会”があります。
宿からもすぐ側にあった”リェヴィシャの聖神女教会”
こちらはセルビア王国時代に建てられた教会。
コソボ紛争時に内部を酷く破壊されたため、残念ながら現在は入場できません。。。
周囲は有刺鉄線や柵で近寄れなくなっています。
旧市街の中に取り分け高い塔が目立つ建物があるので行ってみました。
塔と併設されている建物内にはこの辺りで発掘されたモノが多々展示されており、受付してくれた地元の方がボランティアでガイドもしてくれます。(いつもガイドしてくれるかは不明。僕が訪れた時は僕以外にもう1組のみだったので、一緒にガイドをしてくれました)
塔の中は狭く急な階段になっているので上り下りの時は少し注意が必要。
塔の上部からはプリズレンの町を360度眺めれることができます。
一緒のタイミングで訪れたスペイン家族^^
とても明るい家族、少し間だけでしたがご一緒できて良かった♫
プリズレン到着して以降、何度も渡っている橋
この橋は”呪いの橋”と呼ばれています。
名前がちょっと怖い(^◇^;)
コソボはアルバニア人が多く住んでいるからか色んなところでアルバニアの国旗やそのモチーフを見かけます。
この双頭の鳥のデザインが厨二心を唆りますw
オスマン帝国時代に築かれたシナン・パシャマ・モスク
プリズレンの旧市街の中にあり、宗教的にもとても重要な場所となっています。
そのため、お祈りの大事な日には部外者は入場出来なかったり、服装も他のモスクよりかは少し厳しめです。
町の中心の奥に行くと丘へ続く道があります。
丘を登って行った先にはプリズレン城塞があります。
城塞内は基本的にオープンになっていて自由に城塞跡を散策できます。
また、城塞の中心には博物館があり発掘された土器や貴金属などが展示されています。
城塞はかなり古いモノ(恐らくセルビア王国時代あたりかな?)ですが、ここを訪れる人の99%はそんなことを気にしていない(たぶん笑)
ここに来る人の目的はプリズレンの街並みを一望するため。
僕が滞在している数日は常にガスっていたため綺麗な青空とはいきませんでしたが、それでもプリズレンの街並みは綺麗でした♫
日が落ちた後に夜景も見に再訪しましたが、こちらもとても良かったです!
暗い坂道を歩いてくるのはちょっと大変でしたが、他に来ている人もほぼ居なくてこの夜景を独占状態で見れるのはとても良い時間でした^^
城塞から町とは別の方向をみると険しい山々が入り組んでいます。
こうやって外部からの侵入が難しいということもあってこの地に城塞が築かれたり、町として栄えていったのかな?
城塞を見学して町中を歩いているとカフェで休憩しているスペイン人家族と再会^^
旦那さんはバルセロナで働く警察官なのですが、日本人観光客がバルセロナでよくスリにあってるらしく
”日本人は何で現金を持ち歩くんだ?”
”カードを小さいカードケースで持ち歩けばそこまでスリに遭わないのに。。。”
うーん、その通り、、、
帰国した現在(2024年)はキャッシュレス化が大分進んでいますが、旅をしている時はまだまだ現金をメインで使っていましたからね^^;
それでも、旅をして訪れた多くの国の中で未だにキャッシュレス化が遅い国だと感じますが。
冬になる直前で薄暗い天気が続いていたせいもるとは思いますが、
コソボ紛争の爪痕を少し感じる場所も所々あり、町の雰囲気はどこかしら少し寂しく感じる。
旧市街にあるプリズレンの民族博物館的なところへ
コソボ紛争やアルバニア人の歴史について展示されていたり、
昔の民族衣装やアルバニア人作家の絵や写真などが展示されていました。
展示されている内容はとても良かった。
コソボ紛争はTVで見ていたけど当時の僕はまだ幼く遠い国の争いについてあまり理解出来ていませんでしたが、少しではありますが当時何が起こったのか理解できたのは本当に良い機会でした。
旧市街と新市街では雰囲気が異なり、新市街の辺りは煌びやかなお店が建ち並んでいました。
明らかに旧市街と違うw
ちょうど境目の辺りにはオスマン帝国時代に建てられたハマム(トルコ式大浴場)があります。
(内部のメンテナンス中のため入場出来ませんでした)
本当に町の至る所に数百年前の建造物が残っています。
2日ほどかけてのんびり町の中を散策しましたが、
町の雰囲気も良いですし、何といっても出会う人達がとてもフレンドリー♫
プリズレン城塞の帰りに出会ったおっちゃん
途中までトラクターに乗せてくれました^^
地元の学生達
少しイキってる感じが逆に可愛いw
城塞の上で出会った地元の青年達
旧市街で声をかけてくれた子供達♫
旧市街で出会った青年
通学中に声をかけてくれた小学生
学校の昼休憩中に声をかけてくれた青年達
(最初、シバかれるかと思ったよw)
レストランのスタッフ
ピザもスイーツも美味しかった😋
地元のロカンタ的な食堂のおっちゃん達
コクがあって美味かったなぁ^^
そして宿のオーナー
何度もポーズを変えながら写真を撮らされましたw
(注:ノリが良く親切な人ですよ)
同じタイミングで滞在していた台湾人のお母さん
こういった所で同じアジアの人と出会うととてもホッとします。
ハンガリー人のおっちゃん
ハンガリー料理を作ってくれたり、明るく楽しい人でした!
宿近くのカフェ
朝は地元のおっちゃん達とチャイを飲みながら過ごす一時が楽しかった。
さて、
こんなに良い人達と出会い楽しいプリズレン
出発するか延泊するか悩みます。。。