【823日目】疲れ果てたすえに路上で拾われる

2020年2月13日:スペイン(Las Navas de la Conception

昨日、町の出口の坂に心折れ普通に道路脇でテント泊。

田舎なんで大丈夫そうと言えど本当はもう少し隠れた場所でキャンプすべきなんだけどね^^;

町を出るとさらに険しい山の中へ道は続いていきます。

この辺りから人の気配というか生活感みたいなものからどんどん離れていってる気がしますw

人には会わないけど大勢の豚さんには出会う🐖

イベリコ豚かな?

日本の友人にスペインに居るよってこの写真を送っても信じてもらえない気がします。

個人的にはラオスを旅した時の景色を思い出します。

こうやって実際に行ってみることで初めて知ること・見ることがあるのが旅をしていて良かったことでもありる。

景色は良いんですが、朝からずっと坂を登っていてメンタルと体力は徐々に消耗しております・・・

日本だとこういったペイントは怒られるかもしれませんが、孤独な旅をしているとこういうのが何気に力になります^^

少し緩やかな場所に出ると朝からずっと空にかかっていた雲が何処かへ去り、温かい太陽の光が届くようになりました。

アンダルシア地方に入って以降は乾いた空気と強い日差しで暑かったんですが、今日は昨日までとは打って変わった肌寒かったので、昼頃になってやっといつもの暖かさが戻ってきました。

暖かくなると体も気持ちも軽くなり、ペダルを漕ぐスピードも早くなります♫

以前走ったサイクリングロードのような細い道を発見!

折角なので走ってみます^^/

相変わらずどこへ続く道かは知りませんがw

やっぱり、こういう道をのんびり走っている時は楽だし、気持ち良いですね♫

出来れば少しでも長く続いて欲しいものです。

なんて言う希望はあっさりと砕かれて、数キロ走ったところで町に入り道も終了(´-ω-`)

山の中の町なので小さいと思っていたんですが、意外にも大きい町でした。

最近通っている町と同様でここも建物が白く統一されていて綺麗な街並みになっています。

家にはインターホンの代わりに鳥が置かれ、鳥の鳴き声で家主を呼ぶ仕組み?なのかは分かりませんが、家の前に鳥籠が1つか2つ置かれ、中に鳥が飼われている家が多かったのでそういう仕組みなんだと勝手に解釈しております(^◇^;)

そして、町の中央にはかなり古そうな教会

教会の横の広場にはオレンジの木がなっている。

オレンジ食べたら怒られるかな(・_・;

喉乾いてるから欲しいんだけど・・・

流石にこんな所でオレンジ泥棒とかで捕まってしまうのは恥しすぎるので大人しくスーパーでジュースを購入🥤

疲れた時の炭酸はマジで生き返ります!

少し休憩した後は町の中を走って出口を探します。

若干迷子になってしまい、地元の子供達に助けてもらいつつなんとか町の外へ。

町の近くの丘には昔の砦。

ここ数日で何回目の砦だろうか・・・もう飽きてしまって行く気にならないので遠くから眺めて先へ進みます。

”特に見所もなかった町の写真がここまで多いのは到着までの疲労がハンパなかったので、簡単にスルーするのは腹が立ので無駄に写真を撮りまくった結果。ある種のストレス発散”

町を出ると、今までのような大きなアップダウンでは無くなったんですが小さなアップダウンを繰り返しながら進んでいきます。

そして、ついに今まで楽しく走ってきたアンダルシア地方とお別れの時(^^)/~~~

来る前から楽しみにしていたアンダルシア。

走ってみた結果、想像以上に楽しかった♫

もはやスペインで旅を終えて、ゴールに設定しているポルトガルのロカ岬(ユーラシア大陸の最西端)に行かなくても良いのでは?と考えてしまうほど。

まぁ、ここまで来たらロカ岬も直ぐそこなので最後まで走楼と思います。

坂を降っているとまた向こうのほうに砦が、、、

さらに10キロほど進むとまた砦、、、

見に行くことはしませんが、ここまで砦、砦と出てくるとよく分かりませんが砦にイラつきを覚えてきますw

砦はなんの罪もないのにw

夕方頃に久しぶりに町に到着。

ここも結構大きそうな町ですね。

大きな町でもメイン道路を走っていれば迷子になることは早々無いんですが、、、

まさかの主要道路が工事中。。。

そして、迂回しに行った道も工事中(-。-;

色々道を探しているうちに迷子の完成(^◇^;)

とりあえず、適当に進むと綺麗な建物があった。

教会のように見えるけど、1F部分は道路になっているという変わった作り。

そのまま進んでいくとやっと町の中心へ(多分w)

ここにも大きな教会

各町に大きな教会が絶対あるのって凄いですよね。主要都市とかある程度大きな町なら分かるんですが、結構な田舎の町でも何故ここにこの大きさの教会が?って思うことが多いです。

この町を出ると今日1日山の中を走っていた景色とは一変し、緑の草原。

緑が一面に広がる景色に一瞬テンションが上がりましたが、道路の横にどこまでも引かれているフェンスに絶望。

もう暗くなるのにキャンプ出来そうな場所無いっす(゚o゚;;

とりあえず、どこかフェンスが無い場所があることを願いながら先へ進みます!

辺りが暗くなる中走り続け、、、

パンチョ(犬)をゲット🐶

暗くなるなか、疲労もありゆっくり走っていると後ろから来た車に呼び止められました。

話してみると、車に乗っているスペイン人カップルはつい先日までユーラシア大陸を横断してこの近くにある自宅まで帰ってきたサイクリスト。

今日はクライミングのコーチの仕事帰りでちょうど自転車で走っている僕を見かけ声をかけてくれたんだそうです。

有難いことに、この先にある自宅に来るように誘って頂いたのでお邪魔させて頂くことにします!

最初、ここから10キロくらいだよ!

って言われたので、それなら自分で行こうと思ったんですが改めてGoogle大先生で調べたら20キロ以上あったので車に乗せてもらうことになりましたw

(だって、もう体力限界だったんだもん)

と言うことで、同じユーラシア大陸横断サイクリストに路上で拾ってもらい寝床をゲット!

しかも夕飯までご馳走になりました(人’▽`)

食後、お二人が旅で使っていた自転車も見せて頂きました♫

《今日のルート》

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