２０１９年１月１３日：ペルー（Huertahuayco）
昨日は民家の敷地にテントを張らせて頂き、安心して寝ることができた。
途中までは・・・
早朝、テントの周りで物音が鳴り、テントに何かが当たっている音もしてきたので目が覚めた。
テントに移る影で物音の正体が豚先輩なのはすぐに分かりました。
テントを張らせてもらっている場所に元々暮らしているパイセンなので、いくら睡眠を邪魔されても文句は言えないのでここは堪えるしかありませんでした(^_^;)
朝起きて、外に出ると雨は止んでいましたが空を見るといつ降ってきてもおかしくなさそうなので早めにこの先の登りはクリアしておきたいですね。
集落の人たちは通勤や通学のためにここからバスで近くの町へ行くようです。
朝、僕がテントを張らせて頂いていた家族も子供の通学の準備で慌ただしかったです。
（どこの国でも同じ光景でした^^）
集落を出発して昨日から続く登りを登って行きます。
これがクスコまでの最後の大きな登りなのでここを越えさえすれば！と言う気持ちで頑張れます。
昨日の内にかなり登ってきていたのか、下を眺めれる場所で来た道を振り返ると今の方に雲が見えます。
雲より上を走るのがそこまで珍しくなくなってきている今日この頃です。
先に見えるのは登りの終着点かな？？？
あとちょっとかもしれないので、より気持ちが入ってペダル漕ぐ足にも力が入ります。
遂に登りが終わりました^^
頂上では町へ行くために車を待っているご家族がいました。
こうやって道ですれ違う時は”HOLA”と声をかけるんですが、皆、声をかけ返してくれてるのでとても嬉しくなります。
単調な自転車旅だと道で偶に会う人とのほんの少しのやりとりで気持ちが楽になります。
ペルーの人は声をかけてくれる人が多くて走っていて楽しいですo(ˊ▽ˋ*)o
ここから長い下りが始まったんですが、景色が良過ぎて頻繁に止まってしまいます^^;
良い景色だなと思った時に立ち止まれるのが自転車旅の良いところですね！
天気と景色に恵まれ、体力にも余裕がある時は本当に楽しく思えます。
どれかが欠けると楽しんでいる余裕が一気に無くなりますが（笑）
少しだけ登り返して、また降って行きます。
久しぶりに長めの平地。
ナスカ以降、ほとんど登りか下りしか走っていないので平地を走る機会は本当に貴重。
平地になっただけで感動します(´Д｀。)
景色も最高♫
もうここでのんびり横になっていたい。
なんて思っていたら、目の前から馬が何頭も走ってきました🐴
あれ？ペルーって普通に公道を馬が走ってるの？
これも放牧の一環なのかな？
と、疑問しか残りませんでした(^_^;A
馬たちが走り去り、静けさが戻ってきたのでまったりと休憩。
雲が近く、風で流れていくのを間近に感じれる。
こんの感覚が大好きです。
風が強過ぎず、弱過ぎず心地よい。
暑さもそこまでなく、いつまでもゆっくり出来ていまいます。
暫く進むと町に入りました。
クスコまで町があるとは思っていなかったので予定外ですが、どこかレストランがあったら寄ろうかと思います。
町を出たところに新しいレストラン（まだ少し工事中）があって、
外で調理しているのが目に入りとても美味しそうだったので堪らず入店しまいました。
豚肉とポテトを煮込んでいました。
美味しそうだったんですが、僕の内臓が疲労で重いものは受け付けそうになかったのでこちらは止めて、別のメニューを注文することにします。
こんな時はスープ系が欲しいということで、いつものcaldo de gallina^^
いつものより具が多く色んな種類の芋が入っていて、今まで食べたものと少し違ってこれはこれで美味しい。
食べ終わる頃、お店のお母さんが何やら声をかけてくれたんですがよく分からず返事をすると、
スープがおかわりされました！
結構、お腹はいっぱいだったんですが折角親切にして頂いているのでこちらも完食します。
すると、またお母さんが芋を大量に追加投入www
頑張って食べますが、今回はさすがに完食は無理。。。
途中でギブアップ(^◇^;)
想像以上にお腹がいっぱいになりましたが、クスコまであとちょっと。
このまま行けば夕方前には着けそうなので着いたら少しゆっくりしたいなぁと思っていたら。。。
僕が走っている側の車線に車が長い列を作って停まっていた。
これは事故か何かか？
と思って車の隙間を抜けて一番前までいくと、
そこでは、お祭りのパレードのために交通規制が行われていました。
いつ通れるようになるか分からないけど、
折角なので暫く見てみることにします。（そうするしかないんだけど）
先の方の雲行きが微妙でこのあと雨が降りそうだから早く行きたいんだけどね(^^;;
↓パレードの動画を少し撮ってみました。
待っている間、お祭りの参加者に絡まれたりましました。
面白かったから良いけどw
３０分ほど待つと、片側車線ずつ通行が許可されました。
お祭りを抜けたあと、３００mほど登っているところで強いスコールに遭いました(^◇^;)
今までの中でも一番かってくらい強く、すぐに道が冠水状態に。
ここまで降ってくれると濡れるのに躊躇することもなく、どうでも良くなってくるので雨なんか気にせず走れます。
その結果、びしょ濡れ＆ドロドロになり、少しすると雨で泥が落ちる。といったことを何回かループしながらクスコを目指します。
スコールが止んだ頃、遂にクスコの町の入り口に到着しました。
あとは、町の中心まで降っていくだけ！
町の中心まではかなり降っていくので、今日はもう漕がなくても良いや♫
と気楽に思っていましたが、最後に試練が待っていました・・・
急な降りでスピードが出るのでコーナーでブレーキをかけたんですが、
あれ？
ブレーキが効かない(;Д;ﾟ；)
思いっきりブレーキを握っているんですが全然効かない・・・
辛うじてフロントのブレーキが少し効いているんですが、リアは反応が皆無(；・□・)ｴｴ..
咄嗟に両足を地面に擦らせて無理やり減速してコーナーを曲がって行きます。
なんとか自爆は回避したんですが、まだまだこの先は減速が必要になるコーナーがあるだろうし、急停止が必要なケースに出くわすと一発で終了です／(-_-)＼
急な降りのため、また勝手にスピードが上がるんですが再び両足で減速しながらコーナーを曲がって行きます。
幾つか曲がったあと、少しフラット気味の道になってくれたのでここで思いっきり足で減速させ無理やり自転車を止めますᕙ(⇀‸↼‶)ᕗ
なんとか無事に自転車を止めることが出来ました。
事故らないように必死になっている内に、気付けばもうクスコの町のほぼ中心まで来ていました。
ここからは自転車を押して行きます。
そして、遂にクスコへ到着！
クスコのゴールに決めていたPlaza De Armas（中央公園）へ。
折角なんでPlaza De Armasで記念撮影でもしようと思っていたら
チリから走ってきた自転車乗りおっちゃんに声をかけられ、
先におっちゃんの写真を撮ることにw
その後、自分の写真を撮ろうとしたら再度雨が降り出してしまった。。。
急いで自撮りをするんですが、雨と風が強くて中々上手くいかず何度も撮り直すことに(^^;
記念撮影も終わり、あとは宿へ行くのみ。
濡れているので早くシャワーを浴びてゆっくりしたい！
Plaza De Armasの近くにある日本人に有名なクスコの宿、カサデルインカへ行ってみることにします。
ただ、行くまでの道が困難でした(-｡-;
まず最初は石畳の緩い坂なんですが、雨で濡れているせいで滑る、滑る。
重い自転車を押すのがとても大変でした。
その後は、階段地獄が待っています。
自転車が重過ぎて階段の段差を越えることが出来ない・・・
仕方ないので近くにあった小さな商店の方にお願いして自転車の荷物を店内に置かせてもらい、
この先の宿まで何度も往復して運ばせてもらうことに。
無事に宿のチェックイン＆荷物の運び込みが終わりシャワーを浴びてリフレッシュしたら、
一息つくために何か食べに町中へ行きます。
こうやって久しぶりに町へ着くとジャンクなものや日本食や中華などが食べたくなるんですよね。
今回も一発目の食事はKFCへ（笑）
このどこでも食べても同じレベルのクオリティを提供できることの素晴らしさを実感します^^
一息ついた後、少しだけ町中を歩いてみてから宿へ帰宅。
カサデルインカではリマの桜子で一緒だった後藤さんが僕より何日も前から滞在していて、約２週間ぶりに再開^^
久しぶりに夕食を一緒に作りました♫
リマからクスコまで長かった道のりが終わりました。
一旦、少しクスコで休養して次へ向かって行きたところなんですが、
ちょっとここから数日は予定が元々あってバタバタすることになります(^◇^;)
《今日のルート》