2018年7月25日:キルギス(タシュラバット)
ビシュケクを離れ遠くキルギス南部のタシュラバットへ到着。
ここからさらに山を越え中国との国境近くの湖:チャタルクル湖を目指しています。
元々の予定ではタシュラバットで1泊し明日チャタルクル湖へ向かう予定でした。
しかし、今日泊まるユルタに行くと今からでもチャタルクル湖へ行けるとのこと!
ただ、30分くらい準備にかかるみたいなので近くにあるタシュラバット遺跡を見学しに行きます。
ここは昔三蔵法師が天竺に行く際に立ち寄ったとも言われている場所です。
(左奥にあるのがタシュラバット遺跡)
旅行で来ていたキルギス人家族と入り口で偶然出会いました。
お父さんは日本の工場で働いてたことがあって、日本の歌を歌ってくれました♪
いざ、遺跡の中へ。
真ん中に大きめの通路があり、そこから横に細い通路が幾つかあり、小さい部屋に繋がっています。
中央の広場。
この遺跡内には多くの部屋が存在します。
部屋の数を数えながら遺跡内を1周し、また部屋を数えながら2周目を行うと1周目と部屋の数が合わないという逸話?があります。(部屋数が多いのと遺跡の中が少し複雑なため間違えるんじゃないかと思っています(^_^;))
ここは遺跡の天井にも登れます。
本当にこの辺は景色が最高です。
もうチャタルクル湖なんて忘れてここでノンビリしたい^^
草原で寝転んでいたい・・・
そんな気持ちを振り払ってユルタへ戻ります。
そして、いよいよチャタルクル湖へ向かって出発!
ここから湖までは馬に乗って行きます🐴
途中、険しい山道があるので馬でも片道4〜5時間はかかります( ̄◇ ̄;)
足を踏み外したらあの世行きかな(・・;)
たまに細い道を通ってヒヤヒヤしますが常に周りは絶景に囲まれているのでテンション高めで進んで行きます。
順調に進んでいましたが、ここでトラブル発生!!!
先行していた他のグループ客の馬が休憩中に逃げたらしい🤣
しかも、荷物を持ったままwww
グループをガイドしていた青年が逃げた馬を追いかけるために、僕のガイドをしていたおっちゃんの馬を急遽貸すことになりました。
それによって、三蔵法師スタイルで先へ進むことになりました😅
馬は食事の時間🍽
ここでの休憩は予定になかったんですが、馬に逃げられたグループがガイドが馬を捕まえてくるのをここで待っており、うちのガイドも暫くここで待つことに。
馬に逃げられたグループと待つことになったので自己紹介等して時間を潰しました。
彼らはギリシャで先生をしている仲間で夏休みを利用してキルギスに旅行で来ていました。
今日は重い荷物を馬に乗せ、トレッキングでチャタルクル湖を目指していたそうだ。
その途中、休憩時にガイドが馬の手綱を岩に固定しようとした際に馬が逃げて行ったらしい。。。
1時間ほど待ったが馬を追って行ったガイドが戻ってくる気配が無いため、僕の馬に彼らの重い荷物を乗せ皆で出発することになった。
道はどんどん険しくなって行く。
しかも、彼らの荷物がとても重い且つ馬の背中で安定していない。気を抜くと片方にズレて行く・・・
懸命に支えていたが、ついには荷物のバランスが左右にズレることに馬が過敏に反応し暴れだしました😓
そして、暴れた馬の背中から僕は地面に放り出されました・・・
落ちた瞬間、背中と腰に激痛が走った。
でも直ぐに立ち上がって動かないと馬に踏まれる可能性があるので、その場で直ぐに立ち上がって馬と距離をとりました。
体の痛み以上に、さっきの無駄な待機や荷物を持たされ落馬したことに少し腹が立ってきました💢
ガイドがまた僕に馬に乗るよう促して来ましたが、どうせまたバランスを崩して馬が暴れるだけなので自分で歩くと伝え、馬はガイドに任せギリシャ人グループの荷物も持ってもらうことにしました。
⬇️荷物を持って馬に乗るガイド。
こんな荷物を持たされて険しい山道を馬に乗って行くとかキツすぎでしょ!
結局、ガイドも荷物を全て持って行くことは難しいと判断し、半分くらいはギリシャ人グループで持っていくようお願いしてました。
ようやく、チャタルクル湖に行くための1番の難所に到着。
この先の山が湖までの道で一番高い場所になります。
ここから歩いても歩いても進んでいかない。
先ほどの写真で見えていた場所に中々着かない。。。
やっと急な坂道に到着したけど、ここからさらに険しさが増して行きます(・・;)
標高は約4000m。
そして急な坂。
酸素が薄く、あまりに力を入れて登ろうとすると意識が飛びそうになります。
そして、なんとか頂上に到着!
が、しかし、問題発生!!!
頂上について、後少しで目的地に着くと思っていた。
ギリシャ人グループの方が「ここからどのくらいで湖まで行ける?」とガイドに聞くと・・・
ガイドは「ここからだとこのペースでは3時間はかかる。そしてここから下るのではなくて、あちらに行かなければならない(我々の場所から右方向の山を指差す)」
最初、誰もガイドの言っていることが理解できなかったwww
暫くして、ギリシャ人グループがガイドに詰め寄っていた。
ここから目的地までにかかる時間も出し、ここから右にある山を登ることに対して不満でいっぱいのようだ。
まぁ、それは仕方ない。
先ほどの休憩地点を出発する際にガイドは皆に「あと4時間で湖に着く」と言っていた。そして、今いる場所まで2時間以上かかって到着したのだから、皆あと1〜2時間で着けると思っていたはずだ。
そして、皆がイラついたのは今いる場所から何故か1度少し降って右へ進みながら山を越える必要があるということだ。
これは言葉説明するのが難しいが要はチャタルクル湖に向かうのとは別の方角に山を登ったため、本来越えるべき山頂では無い場所に僕達は来てしまったらしい。
何故ガイドは途中でそれを説明しなかったのか・・・
そして、山頂で緊急会議の開催。
ギリシャ人グループの意見は「もうこのガイドを信頼出来ないし、もう直ぐ暗くなってしまうので知らない道へ行くよりかは集落へ引き返すべき」だという。
彼らからお前はどうするかと聞かれたが、結局彼らの荷物がネックなワケで。
もし彼らの荷物を彼らに返せるなら僕は馬に乗って恐らく湖に辿り着ける。(そこにあるユルタで寝れる)
ただ、そうなると彼らは重い荷物を持って集落まで歩くことになる。
これって一緒に帰るって言うしかないでしょ!!!
と言うことで泣く泣く来た道を引き返すことに。
途中、僕が落馬した付近で他のガイド数名と合流した。
やっと逃げた馬を捕まえて戻ってきようだ。
もっと早く捕まえて戻って来てくれてたらこんなことにならんかったのに・・・
帰路に発ってから暫くするともう空は陽が沈んできました。
運が良かったのはこの日は満月のお陰で場所によっては道が少し見える状態でした。
それでもかなり危険でしたが(~_~;)
真っ暗で道が見えづらい中、みんな歩いて帰っています。
途中、ガイドがみんなに「大丈夫か?」と聞くか
ギリシャ人グループの方が「We can’t see!」とキレていましたが、そりゃそうだろうと思っていましたwww
そして夜の12時を回った頃に要約集落へ戻って来ました。
ここで、ユルタのオーナーをしている奥さんから色々謝罪がありました。
がそれはギリシャ人グループに対してのみ行われていた。
そして、彼らは翌日に車で別ルートでチャタルクル湖近くへ運んでもらいそこから湖へ向かうことになった。
それに対して流石に苛立ちを我慢出来なくなったので、足早にユルタに入って寝ることにしたo(`ω´ )o
もうチャタルクル湖なんてどうでもいいわ💢
なんて負の気持ちをここの絶景を眺めていると沈んでいきました。
あぁ、明日はどうしよう。