【579日目】強風だけじゃ無い。雪のなかパタゴニアを走る

2019年6月13日:アルゼンチン(ルート40号のどこか〜エスタンシア・ラ・ルシア)

朝外に出ると、昨日の夕方から雪が降り出した雪は止んでいた。

夜中に一度目が覚めて外に出た時は雪が強く降っていてテントに積もった雪を払ったりしたが、この辺りの雪は溶けていた。

出発すると道の上には雪が薄らと残っている。

先へ進むと雪が再度降り出し、徐々に道の上に積もっている雪も厚くなってきた。

視界も悪くなってきた。

車が来ると轢かれてしまいそうなので車が来ないことを祈りつつ、周囲の音に気を配りながら行く。

視界は良好になってきたのでホッとする。

とりあえず、どこまで続くか分からない雪道を行くしか無い。

少し積もった雪のお陰で何もない時より自転車が漕ぎ易い^^

少し離れた所にビクーニャがいた。

雪の中、ずっと一人で移動していたのでこうやって他の動物が目に入るだけでも癒しになる。

後ろから来た一台の車が横を通り過ぎ少し行った先で止まった。

運転席から青年が出てきて僕が車の近くに来るのを待ってくれている。

僕が近付くと彼は持っていたマテ茶を差し出してくれた。

寒さで冷えた体に温かいマテ茶が染み渡る^^ 

彼はエルカラファテに帰る途中だそうで、こんな雪の中を自転車に乗っている人がいるのに驚いたそうですw

”そりゃ、そうだわ。他にいないだろうし^^;”

彼のお陰で体も温まったのでこの後も頑張っていきます!

雪の上を走っていきます。

自分の走った跡が残ったり、雪の上を走る際に出る独特の音で気持ちが高揚する。

コンディション的には良く無いのかもしれないけど、最近の中では一番気持ちは乗っている。

どこまで行っても雪

途中、小高い丘を越えると今までの雪の世界から変わり、小雨が降り出した。

今まで雪の上を走っていて気づかなかったんですが、この辺りの土はとても粘土質の高い土みたいで雨に濡れた地面を走ろうとするとタイヤに土が引っ付いてきてしまう。

タイヤにへばり付く大量の土が車輪の回転の邪魔をしてしまい漕げなくなってしまう。。。

手で土を剥がしてもすぐにまた付いてしまう・・・

少し自転車を押し進めたりしてみたけど、土が車輪を干渉してしまい、進めない。。。

夕方も近い時間であったので、”もう良いや。明日考えよう”ということで道路脇でテント泊。

今日は1日走って出会った車は1台のみ。

恐らく車が通ることはほぼ無いだろう(^◇^;)

《今日のルート》

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