【602日目】南米最後の船旅&フエゴ島の先住民、ヤーガン族

2019年7月6日:チリ(チリ国境の先

昨日はバス停の中でテントを張ることができて久しぶりに快適なテント泊だった。

夜は雪が降ったけど朝にはあがっていた。

気温も低くなるかと不安だったけどやはりエル・カラファテ近くを走っていた頃より温かい。

鷲?が道沿いにある柵に何匹も止まっているのを見かけるんですが、あまりにも多いので途中から少し怖くなってくる(・_・;

暫く走って港に到着した。

船の時間やチケットについてなど分からないことだらけなので、港にあるレストランへ行ってみることに。

(インフォメーションの建物もあったんですが、この時期はクローズになっていた)

レストランでご飯の注文とともに船について聞いてみると、1時間くらい後に船が来るのでそれに乗れるとのこと。チケット代も自転車は無料なのでそのまま乗れるみたいです。

レストランでゆっくり船を待ちます。

温かい建物の中で待てるのは本当に助かる♪

昼過ぎに船に乗り込む。

これが南米の旅の中では最後になる船旅。

向かいに見えるフエゴ島へ向かって出航。

待合室でゆっくり到着を待ちます。

乗船時間は短いんですが、待合室が暖かくてもっと到着まで時間をかけてもらっても良かった。

2時過ぎについにフエゴ島に到着した。

南米の旅のフィナーレが近づいてるのを実感する。

フエゴ島での走行を始めたんですが、さっきまでと違いフエゴ島寒い・・・

夜の暖房代わりにアルパカを1匹借りたいです

陽が沈むまで時間があまり無いんですが良い感じにテントを張れそうな場所が無いし、寒さもあるので出来れば宿に泊まりたい。

それか昨日みたいなバス停があると嬉しいんだけど・・・

港から約40キロのところにセロ・ソンブレロという町があるようなのでそこまで頑張るか、、、

陽がそろそろ沈みそう。

道路の横は柵があるし、地面も雪が残っていたりするので頑張ってセロ・ソンブレロまで行くしかなさそう(-。-;

ちょうど陽が沈んで暗くなった頃にセロ・ソンブレロに到着した。

町の中心にツーリストインフォがあり、その横にフリーキャンピングエリアがあった。

残念ながら今日は雪に覆われているのでここでテント泊はさすがにしないんですが、トイレやシャワーも綺麗だったのでもっと温かい時期に来ていたら最高だっただろうと思う。

実は既に明日の野宿が確定しているため食糧をこの町で補給しておく必要があります。

残っているチリのお金を考えつつ買い物。

買い物を終えた後は町の入り口方面に戻り、そこにある宿へ。

町に着いた時に宿に空き部屋があることと値段を聞いていました。

もし町の中心にもっと安い宿があればと思い保留にしていましたが、他の宿が町の奥の方にあり道も雪のせいで歩くのが大変なので最初の宿に泊まることにしました。

宿はレストランも併設されていたので夕食はそちらで頂くことに。

チリのお金がマジでギリギリ足りて良かった(^◇^;)

本当にギリギリだったw

あとちょっと買い物してたらちゃんとした食事が出来なかったわ。

食後は共有スペースで宿のワンちゃんと戯れる。

共有スペースにいると宿のオーナーが来てこの辺りの歴史や観光について教えてくれた。

昔、フエゴ島近辺にはセルクナム、ヤーガン、アラカルフなど幾つかの先住民がいた。

宿の共有スペースにはそういった先住民の写真が飾られてある。

こちらはセルクラム

前提知識としてヤーガン族だけは少し知っていたので、ヤーガン族の絵が飾られていたのを見つけた時は少しテンションが上がりました。

日本人にはお馴染みのウルトラマンに出てくる怪獣のモデルがヤーガン族ではなんて一部では言われていますが、実際に見ると”確かに”と思いますw

ヤーガン族

1800年代後半に訪れたヨーロッパ人から麻疹や天然痘が広まって多くのヤーガン族が亡くなった。

そういった今まで触れなかった菌が持ち込まれ絶滅においやられたようです。原因は諸説あるのでどれが本当かは良く分かりませんが・・・

個人的に一番驚いたのはダーウィンもこの地を訪れてヤーガン族と出会っていたことかな。

ヤーガン族の女性たち

まさか実際にヤーガン族の話を地元の人と話せると思っていなかったので、良い機会に恵まれた気がします♪

《今日のルート》

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする