【603日目】多くの自転車乗りが訪れた場所:オナイシン

2019年7月7日:チリ(セロ・ソンブレロ

昨日、フエゴ島に到着しウシュアイアまでの道のりも後少し。

ただ、先日まで打って変わってフエゴ島は寒く、ちょっと前に走っていたエル・カラファテ近辺かそれ以上。

宿前は一面の雪と雪解けの水たまりが広がっていており出発直後に靴が冷たい水で水浸しになってしまった(-。-;

朝は道路がまだ凍結していてとても怖い。

直線はまだマシなんだけど、この辺りのコーナーは何故かバンク状に作られていてコーナーの内側が低く傾いている。

そのため、凍結した道路のコーナーに行くと勝手に内側に滑り落ちていく・・・

走るのは愚か自転車を押して歩くことすら困難^^;

仕方ないのでコーナーに入るたびに道路から外れて砂利道を自転車で押して行くことになる。

昔の人の銅像。

この辺りから違う町のエリアに入ったのかな?

今日はフエゴ島の内陸にどんどん入っていくためか、小高い丘と丘の合間の道を走る。

今日は太陽が全然出なくて寒いのに、この辺りは元々陽が当たり難く地熱も低くなっていて他の場所よりもさらに寒い気がする。

あまりに寒いところを長時間走っているとどこにも打つけることが出来ないストレスが溜まってくるので、独り言で色々文句を言いながら走っている。

今日は看板にあるオナイシンまで行く予定です。

なので、まだ寒い中40キロ漕いで行かなきゃいけません・・・

今日は朝からアップダウン(殆ど下りという下りは無かった気がするけど)ばかりだったけど、ここに来てやっとちゃんとした長い下り!

このあと、また登らないといけないとこも見えていますが(^◇^;)

陽がだいぶ沈んできた。

暗くなる前にオナイシンに到着したいのでラストスパート。

暗くなる直前になんとか目的地のオナイシンに到着。

オナイシンとは町とかではなく道の分岐点となっている場所の名前。

メインの道路から外れて細い道を10キロほど行くとペンギンを近くで見える国立公園に行くことができる。(昔は無料だったり柵もなくペンギンの近くまで近寄れたけど、いまはペンギン保護のため柵があるのであまり近寄れない)

そして、その分岐点となっているオナイシンには小屋があり、歴代の多くのツーリストはその小屋に泊まっている。

僕が着いた時は今まで使われていた小屋が古くなったためか新しい小屋が出来ていた。

新しい小屋はロフト付きになっていたり、中で火を発すための暖炉まであったのでこれからのツーリストはより快適に泊まれると思う。

僕はそろそろ撤去されるだろう古い方で寝ることにします。

こっちの方が広いっていうのと今までの歴史を感じるのでw

(中はもうボロボロでしたけどね^^;)

古い方は中の木材とかを動かせば3〜4人は泊まれそう(テントの大きさ次第である)

新しい方は2人くらいが限界かな。

小屋の前にはちゃんとゴミを分別して捨てるゴミ箱まで用意されている。

オナイシンの近くには池?湖?もあり鳥たちが自由に過ごしている。

そして意外にも人間に対する警戒心が薄いのかめちゃくちゃ近くまで来てくれるw

少し散歩していたんですが、普通に足元まで近寄ってきました^^

本来なら明日ペンギンを見に行きたいところなんですが、生憎明日は国立公園の定休日。

寒すぎてここでもう1泊するほど精神的に余裕が無いので残念ですがペンギンを見るのは諦めて先に進もうと思います。

《今日のルート》

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