【81日目】プノンペン散策2日目、キリングフィールド へ

2018年1月30日:カンボジア(プノンペン(PHNOM PENH))

今日もプノンペン観光♫

今日は自転車で目的地まで行くので宿でしっかり朝食を食べてから出発^^/

目的地まではプノンペンの中心から10数キロ。

市街地はさすがに混んでるので自転車移動が大変です^^;

でも市街地を抜けると車も減り快適に漕いでいけます♫

20号線を走り続け、ここを曲がって細い道に入って行きます。

(注意)写真は右折になっていますがこれは私が一度通り過ぎてしまい、反対車線から戻ってきたからです。本来プノンペンから来ると左折になります。(写真はプノンペンから来る道の反対車線を走っています。)

出発して1時間くらいで目的地のキリングフィールド に到着!

昨日のトゥール・スレン虐殺犯罪博物館と同じくここもかつてはクメール・ルージュによって大量虐殺が行われた場所です。トゥール・スレン(S21)からここに移送されここで多くの人が処刑されていました。

ちなみにキリングフィールド は処刑場の通称なのでカンボジア国内にいくつも点在しています。

今回訪れたのはプノンペン市街からほど近いチュンエクという場所にあるキリングフィールド です。

 

この一箇所だけで100体以上の遺体が埋められていました。

これ以外にも敷地のいたる所に地面が不自然に凸凹している場所があり、そこに多くの遺体が埋められていたようです。

今でもまだ発見されていない遺体が残っているようで雨の上がった日などでは地面から新たに人骨が見つかることが今でもあるようです。

敷地内で発見された骨の一部が展示されています。

乳児の足を掴んで木の幹に頭を打ち付け殺害していたキリングツリー

当時はこの木の幹に血や脳みそが大量についていたようです。考えただけで寒気がしてきます。

敷地を一周してきて最後に慰霊塔を訪れます。

慰霊塔の中にはこの地で発見された遺骨が大量に保管されています。

本当に大量の人がここで処刑されていたことをより実感させられます。

今回訪れた際に常に穏やで心地よい風が吹いており、40年前の大量虐殺で亡くなった方達が今の穏やかなカンボジアを見守り喜んでくれているのかなと感じました。

<個人的な思い>

トゥール・スレン虐殺犯罪博物館の時にも書きましたが、現在カンボジアでは子供達にカンボジア内戦時代のことを教育していないようです。過去の惨劇を語るのは辛かったりすると思うけど、将来的に同じようなことを繰り返さない(クメール・ルージュのような政党が出て来た時にそれを止める)ためにも他の国だけでなく国内でもっと語り継いで欲しいと思います。

中国の毛沢東、カンボジアのポル・ポト、ドイツのヒトラーは共に貧しい農民をターゲットに支持を得るような思想を推し、その後独裁権力を持ち様々な悲劇を生んでいます。

(少し言い方が悪いかもしれませんが)貧しい農民はあまり学校にも行けず勉強することが出来ないため、世の中のことを至極単純にしか考えられなかったり、現状の貧困に対する不満の矛先を具体的に挙げられると簡単に洗脳され支持してしまうんだと思います。

そのためにも、日頃の基本的な学習や過去の惨劇などを学校などで教育することが今後のカンボジアの発展だけでなくクメール・ルージュみたいなのが出てこないための予防になると思います。

話が逸れてしまいますが、カンボジアでよく日本のボランテイアが学校を作って「私たち支援しました!」ってやってるけど、これって全く現地のこと分かってない気がします。

今回実際に現地で聞いた話ですが、カンボジアでは日本の寺子屋ように勉強したい人はお寺で英語など多を学習しています。カンボジアで不足しているのは学習する場所じゃなくて教育者だ!

カンボジア内戦時に多くの知識人や当時の若者(生存していれば丁度40歳くらい)たちが亡くなっており子供達を教育できる人材が不足しています。

日本のボランティアが作った学校は結局使われなくなって廃墟になってるものが多いです。これはカンボジアだけでなくアジア諸国全般だと思います。いつも思うんですが作った人達はその後のフォローをどうしてるんだろ?って。

実際にボランティアをした人に聞いても作った後については分からないっていう人が結構いました。

ちょっとだけ考えても学校を作るっていうのは色々やることがあり、その後の維持がとても大変だと思う。

学校作る時には最低でも下記以上のことをする必要があると思う。

①学校作る

②教えれる先生を集める

③どういったことを教え、学校に通う間にどういったレベルを目指すのか、そのためのカリキュラムを考える

④先生の給料、学校の授業料などどうするか。

作るだけだと金と少しの時間があればできる、そんなの「学校」としてちゃんと運用するための一番簡単であまり重要なタスクじゃない。重要なのは場所じゃなくて「どうやって、誰が、何を教えれるか」だと思う。多くの日本のボランティアがやってるのは「学校建築ボランティア」かなと。

全ての日本おボランティアが上記のような中途半端なものではないことは知っていますし、本気で取り組んでいる方達を多く知っています。あくまで中途半端に行なっている人達に対しての意見です。

私は旅に出る前から考えていることがあります。

カンボジアの学生を国外に留学させ、その後教育者としてカンボジアに帰国。国外で得た知識をカンボジア国内の学生に広めてもらう。といったことを考えています。これにはとてつもなくお金がかかるため一個人では不可能です。(それ以外にも大きなハードルがありすぎますが・・・)

まだまだ時間はかかりますが、どうすれば実現できるか考え動いていこうと考えています。

後半は勝手な意見と愚痴みたいになってしまった(;´д`)

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