2019年3月23日:ボリビア(Tayka El Desierto)
朝7時頃に起床し、ゆっくり準備をする。
朝はいつものフランスパン、、、少し飽きてきた^^;
準備を終え、8時過ぎにスタッフに挨拶して出発!
色々お世話になったマリオはこの時間にはいなくてお礼が言えなかった…
出発してから暫くは乗ったり押したりが続く。
それでも、途中からコルゲーションが酷くなり押すしかなくなる・・・
そして、コルゲーションによって自転車が上下に動く衝撃によってついにトラブル発生(~_~;)
自転車に付けている再度バッグのネジが衝撃で緩み飛んでいった。。。
これは普通の道を走っていてもよく発生することで、今までも何度かありました。
僕が自転車に乗せるバッグとして使っているのは殆どドイツのオルトリーブ製。
世界を旅する自転車乗りの90%くらいはオルトリーブを使っているんじゃないかと言うくらい有名なブランドです。
オルトリーブが使われる理由としては防水性能が非常に高いことが大きな理由だと思います。
あとは、とても有名なブランドなので世界中で購入可能なので、旅中に購入し直すことも意外と容易でもあります。
そんなオルトリーブの最大の欠点が、これ!
衝撃でネジが取れやすい!!!
オルトリーブを使う人の多くは購入後にネジを別のネジに変更します。
僕もバッグのネジは変えていたんですが、それでもネジが飛んでいった。。。
砂漠の真ん中でネジを付け替える。。。
風と日差しが強く、標高も4500mを越えていて酸素が薄い。
頭の中がハッキリしない中、細かい作業をするのは非常に辛い(^◇^;)
本来なら10分程度で終わる作業が中々終わらない・・・
バッグの修理を終えて先を進むと、
砂漠の中に大きい岩がたまに見ることが増えてきました。
広大な砂漠の中になんで岩が転がっているのか謎ですが・・・
延々と続く砂漠を進んでいきます。
道はコルゲーションが酷く普通に自転車を漕ぐことはできず、ゆっくペダルを回して慎重に進んでいきます。
前後左右、どこを眺めても広大な大地が広がっています。
こんな大自然の中、一人でいれることがとても贅沢^^
暫くすると看板があった。
一応、道は間違えていない。(とりあえず、進めば何かある)
と言うことにホッとします。
そして、また同じ道が続きます・・・
遠くから見た時は、真ん中ちょっと左の影が人影に見えて、こんな砂漠の真ん中で何やってるんだと思っていましたw
近づくとただの石の看板だった(笑)
そりゃこんな砂漠の中に人がいる訳ないか・・・
遠くに見える山の上には雪が積もっている。
ここは標高4000m以上であり、朝晩はとても寒く風も強い。
寝る場所を間違えたり、対処をミスると凍死する可能性もあることを思い出させてくれます。
徐々に道の砂が深くなってくる。
時速5キロで進むのも大変になってきた😭
もう少しで奇岩群のエリアっぽい。
今日の目的地はこの先にある奇岩群。そこで一晩過ごそうと思っています。
少し行くと遂に奇岩群のエリアに到着^^
正直、今思えばただの岩なんですが何故かこの時はよく分からない達成感でとてもテンションが上がっていましたw
折角なんで一番有名?な岩の前で記念撮影!
砂漠のツアーでここには多くの観光客が訪れるのでツアー会社の建物もありました。(閉まっていますが)
奇岩群で色々写真を撮ったりしていると、続々とツアー会社の車が訪れてきます。
ツアーの参加者やドライバーから色々声をかけられ、その度に水やお菓子を頂きましたm(_ _)m
その中で偶然日本人の方がいらっしゃったので少しの間ですがお話しする機会がありました。
大阪の獣医さん、チリ側からボリビアのウユニへ向けてのツアーに参加していました。
ホッカイロやお菓子、お水など色々と頂き有難う御座いましたm(_ _)m
ここで頂いたホッカイロが僕の命を救ってくれたも同然なのですが、そのお話はこの後、数日後のお話になります。
昼2時過ぎ頃まではツアーの車が引っ切り無しに訪れていましたが、
3時前からはもう誰も来なくなりました。
3時を過ぎると一気に気温が下がってくるのでツアーは暖かい時間だけのようです。
人がいなくなってちょっと寂しくなり、一人夕食の準備を始めます。
今日は旅に出る際に頂いた宇宙食を食べてみます。
まずはたこ焼き。
そして、バニラアイス
多くの自転車乗りがこの地を訪れキャンプをしたと思いますが、
宇宙食を食べたのは僕だけだと思います(笑)
そして、外が寒くなるので体を温めるために生姜湯。
ウユニでつるりんにもらった生姜湯。
この寒い日々を過ごすのに重宝しています。
今日の夕食のメインディッシュは・・・
カップヌードル
これも態々ペルーから持ってきたw
カメラ等の補給物資と一緒に送ってもらったんですが、どこで食べようか考えていたらペルーからボリビアとチリの境まで持ってきていました。
いい加減荷物を減らさなきゃということもあり、ここで消費します。
夕食後は、疲れからテントに入るとすぐに就寝。
今日はそんなに移動していないんですが、道の悪い中の移動&標高の高さのせいか思っていた以上に疲れて胃いたようでうす。
夜、ふと目を覚ますとテントの中に光が差してくるので外に出てみると、
外がとても明るい!
今日は満月のようで、砂漠が光に照らされていた。
星が広がる夜空は何回も見てきて最早飽きていましたが、
光に照らされる砂漠の夜は今までにない経験でとても気持ちが高揚しました。
なので、こんなちょっと恥ずかしい写真も何回かリテイクしながら撮っていましたw
《今日のルート》