【494日目】ついに宝石の道へ突入

2019年3月20日:ボリビア(Villa Alota)

昨日泊まっていた宿。

いよいよ宝石の道へ向けて出発します。

〜宝石の道〜

宝石の道はボリビア南部に広がるアタカマ砂漠を越えてチリへ向けるルートのことを言います。

英語ではLaguna Route(湖の道)、名前の通り砂漠の中にある大きな湖をいくつも通過するルートになっている。

ウユニの村から宝石の道を走り抜けてチリに入るまでは完全未舗装路が続き、その間に物資の補給が可能な場所は非常に少ない。砂漠の中を走るため、深い砂にタイヤを取られ普通の走行が可能な場所は限られており、走行期間の約2週間のうちほとんどの時間は自転車を押すことになる。そのため、南北アメリカ最難関のルートとも呼ばれている。

キルギスのサクラゲストハウスで出会ったスイス人サイクリストから、当時宝石の道のルートのマップを頂いていた。

これを参考にして走行にかかる期間や食料などの準備を行いました。

アロタを出発してすぐに昨日よりもさらに道が悪くなる。

アップダウンも多く体力が奪われていく・・・

それでも周囲に広が景色が凄すぎて気持ちの高揚感は今までの旅の中でもトップクラスだ。

もう少しで宝石の道に入ると思うと昨日までの不安を忘れ、いまは楽しみな気持ちで心がいっぱいになっていた。

気持ちが昂っていた中、急に砂の深さが酷くなり漕いで進むことが困難になり自転車から一度降り、車体を押して進むことになった。

暫く押して進んでいると道路工事中のため、道を迂回することになった。

迂回した道はさらに砂が深く自転車を押すのも大変な状況になった。

そして、砂に完全にタイヤが取られ転倒・・・

転倒した際にハンドルがウェアに引っかかりウェアに穴が(-。-;

南米から新たにモンベルさんから支援して頂いたのでまだ数ヶ月しか使っていないのに、、、

ショックすぎる😥

これで気持ちが完全に落ちてしまい、半ギレ状態で自転車を押して行きます。

そんな状態の僕でしたが、途中で工事スタッフのおっちゃんが水を差し入れしてくれ、おっちゃんの優しさによって気持ちを落ち着けることが出来ました。

なんとか工事中のエリアを抜けると少し道がまともになり少しは漕いで進めるレベルにはなってきました。

進んでいると、分岐の看板があった。

この道を曲がっても宝石の道のエリアには入っていけそうだが、僕はもう少し先を曲がって宝石の道に入るルートを予定しているので、ここから少し先に進んでいくことに。

因みに来た道を振り返るとこんな感じ。

何もない大地を遠くまで一人で走って来たなと感じた。

ウユニ村を出て以降、道で人に会うことが殆どなく孤独な旅が続いている。

さっきの分岐からもう少しだけ進んでいく。

アロタから40キロほど、この辺りから宝石の道に入っていく。

がしかし、曲がる道を間違えてしまい、宝石の道に入らずにチリへ向かう道に入ってしまった・・・

少し道が正しいか不安になった時に丁度後ろからトラックが来たので運ちゃんに聞くと、やはり道が間違っていた。

正しい道を運ちゃんに教えてもらい来た道を戻る。

で、改めて宝石の道へ!

この道を登って行くのが正しい。

ただ、この先の登りがとても急かつ砂が深い、極め付けは砂の中に大きな石が埋まっているため自転車を押す際に石が邪魔で進めない・・・

そして、自転車が転倒。

今回、宝石の道の攻略のために水や食料を大量積んでいる自転車は一度転倒すると起こすのが大変。

しかも、ここのエリアは砂で地面が滑るので自転車を置き上げることが中々出来ない。。。

自転車を起こせない状態にイラつきと焦りが募っていると、後ろから宝石の道を観光するツアーの車が走って来た。

ツアーの車は僕に近づいたところで止まり、すぐに運転手のおっちゃんが降りて来て自転車を起こすのを手伝ってくれた。

さらに、急な坂の一部を抜けるまで後ろから自転車を一緒に押してくれた。

おっちゃんが手伝ってくれている時に少し話をしたんですが、彼は僕がウユニ村で毎日にようにツアーに参加していたホダカのスタッフでした。しかも、日本語が少し話せた。

おっちゃんのおかげで何とか辛いエリアを抜けることができた。

一人だったら荷物を一度外して何往復も運ぶ必要があったと思う。

本当に助かりました!!!

坂の頂上付近から登って来た道を振り返る。

道は少し楽になったんですが、まだ暫く登って行きます。

空はまだ明るいように見えますが、もう15時を回っているためこの後すぐに急激に気温が下がるのと日も一気に暗くなるので少し焦りが出て来ます。

小さなアップダウンは続き、道は色んな大きさの石が転がっている状態のためスピードを出すことは出来ない。

先を急ぎたいのに・・・

大きな石が多く転がるときには自転車を押して進むことにもなった。

ここでも後ろから来たツアーの車の方達から声をかけられ水を頂いた。

日本より自転車文化が盛んな欧米の方達はこういった過酷な道を自転車で旅をしていると声をかけてくれて、サポートまでしてくれることがとても多いです。

なんとか登りを全てクリアし、目の前に見える湖に向けて降り坂が続く道に入った。

遠くに見えるとても綺麗な湖、Laguna Canapa。

今日はあそこまで行き、どこか風を避けれる場所を探してテントを張ろうと思う。

夕方6時頃、何とかLaguna Canapaまで到着。

湖の横に建物があり、ちょうど僕が到着した際に帰宅直前のスタッフの方とお会いでき、建物の中を使って良いと許可を頂いた。

この辺りは風も強く気温も低くなるので建物の中を使えるのは本当に助かります。

中に入ると、スイス人カップルのサイクリストもここで夜を越える準備をしていた。

彼らは僕とは逆のルートで走っていて、今日が宝石の道での最後の夜になる。

この先の道についての情報を少し教えて頂いたり、彼らは僕が走れなかったパミールハイウェイも走っているのでそちらの話を聞いたりとサイクリスト同士っぽい会話を夕食の準備をしながら楽しんだ。

彼ら曰く、パミールハイウェイは自転車を漕いで進めたけど、宝石の道は80%〜90%自転車に乗れないからFuckだ!とのことでした(笑)

僕、明日からそのFuckな道を約10日間くらい走るんですけど(^◇^;)

建物の中でも寒い。。。

そんな寒さを凌ぐために温かい夕食を作る。

と言っても簡単なインスタントラーメンですが^^;

燃料となるガソリンや水を節約するため、すぐに調理が終わるインスタントラーメンはとても優秀。

ただ、標高の高さと気温の低さからバーナーの火が中々安定しない(^◇^;)

それでも、火をつけるのに何本ものマッチを犠牲にし、なんとかお湯を沸かしてラーメンで暖をとる。

まだ宝石の道初日だが、今日の疲労と道の悪さからこの後10日間ほど砂漠の中を走ることに不安が募ります・・・

《今日のルート》

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