【420日目】ペルー自転車旅7日目:アンデス山脈開始、永遠に続く登り坂

2019年1月4日:ペルー(ナスカ)

今日からいよいよ本格的にアンデス山脈を越えてクスコを目指します!

ナスカの町を数キロ走って抜けます。

今思えばここ以降フラットな道を走るなんて10日間ほど無かったな・・・

ナスカの町から一歩外に出るといきなり景色が激変しました。

道路以外、人の手が入っていないありのままの大地が広がっている景色に”地球”を体全身で感じます。

この感覚が写真では数%も伝わらないのが悲しい…

当初、壮大な景色に最初はテンションが上がっていましたが、

数時間もすると想像以上の暑さと永遠と続く傾斜に心は折れかけていました^^;

ナスカで3Lもの飲み物を買っていましたが、今日中に消費しそうな勢いです。

あと、徐々に標高があがってきているので偶にコカの飴を舐めるようにしています。(コカの葉っぱに含まれている成分が高山病の予防に良いので地元の人はコカの葉を直接噛んだり、お茶にして飲んでいます)

クスコへ着くまで基本的に3000m〜4000mあたりの標高にいることになるので高山病になると大変なので対策は念のため行っておきます。

※味は美味しいのでかなり気に入ったんですが、コカの成分が入っているので日本に持って帰れないのが残念

休憩後も只管に坂を登って行きます。

今日1日のペースを確認して、1時間で3キロくらいしか進んでいないことにショックと今後の走行に不安を覚えます。

本当にクスコまで着けるかな・・・

九十九折りになっているエリアを登り切ったので、走ってきた道を見下ろしてみました。

どこまでも続く山々を見て”アンデス山脈走ってんなぁ”と実感。

まだ初日だけどw

今日はどれだけ走っても登りは終わらないことは分かっているんですが、

流石に朝からずっと登り坂を走っていると精神的にも辛くなってきます。

平地を走っている時よりも何倍も休憩をとりながら進んで行きます。

広大な大地に自分一人しかいない。

自転車旅をしていて一番”旅”をしていることを実感できる瞬間且つ自転車で旅をしている者が得られる特権。

予定より水分の消費が早いので、出来れば何処かで補給したいなと思っていたら、

ちょうど小さな集落に到着した。

実はナスカで宿泊していた宿のオーナーにクスコを目指していることを伝えると、

クスコまでの補給できるポイントなどをメモに書いてくれました。

距離なども書いてくれていて非常に助かります。

オーナーのご夫婦やスタッフの方、みんなが親切でホスピテリティに溢れているとても良い宿でした。

もう一度、泊まりに行きたい!

そんなこんなで辿り着いた集落なんですが、

日本みたいにお店に看板なんてないので、どこがお店なのかは自分の”感”で行くしかありません。

旅を続ける中で、そういう嗅覚が身についたのか一発でお店を特定したんですが、

どうやら外出しているようでした…

いつ戻ってくるのか、今日中に戻ってくるのかすら分からないので先へ行くしか無くなりました💦

※本当にここで合っているのか不安でしたが、あとで警察の方が来た際に聞いてみたらお店で合っていました。

ただ、警察の方もここだいつ開くか分からないと・・・

先ほどの集落から20分ほど走ったところにお店があったので、ここで夕食&水分の補給をすることにします!

疲れもピークになっていたので本当に助かりましたε=( ̄o ̄;A)フゥ

僕が入店して、食事の注文と飲み物を補充。

疲れていたので夕食を作らなかくて良くなったのは助かりました。

食べているとお店のおばちゃんから”今日はもう店を閉めるところだったので、あなたが最後のお客だよ”

間に合って良かった^^;

食後、テントをお店の敷地に張らせて欲しいとお願いするとお店の裏を使って良いとのこと!

お言葉に甘えて、お店の裏にテントを張らせて頂いた。

大丈夫だと思うけど、やっぱり道路からは見えないように隠れての宿はしたい。

テントの準備が終えた後は、ゆっくり夕日や星空を眺めて過ごします。

標高が高いのと、周りに灯りがないからかとても綺麗だった。

疲れが吹っ飛ぶなんてことはないけど、今日1日登り坂を漕いで来たことを後悔させないくらいの満足感は十二分にありました^^

旅中、見飽きた星空も今日は久しぶりに撮影📸

クスコまでの長い道のりが始まりましたが、

本当にまだまだ先は長いので今日みたいに1日中ずっと坂を登ると思うと億劫になってしまいます。

明日からの道のりが不安です…

《今日のルート》

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