【421日目】ペルー自転車旅8日目:標高4000mを超えて

2019年1月5日:ペルー(HUALLHUAの先)

昨日はレストランの裏にテントを張らせてもらい、安心と疲れで爆睡😴

ただ、朝5時過ぎくらいから太陽が登り、日差しの暑さでまだ寝たいのに強制起床(^◇^;)

仕方無いので準備をして出発します。

今日も昨日から続く坂を登っていきます。

まだ朝なのに暑い、、、

30分くらい漕ぐと休みたくなってしまいます。

たまに道路から外れたところに建物が見えるんですが、牧場?教会?

気になるけどさすがに確かめに行けない(^^;

出発してから暫くすると集落?に到着しました。

長距離バスやトラックなどが休憩に止まるポイントらしくリマ〜クスコ間のバスも休憩していました。

お腹はそこまで空いていないんですが、折角休憩できる機会なのでお店に入ることにしました。

朝から少し重いですが、補給が厳しくなるエリアとしては大事な栄養なので有難く頂きます。

ペルーに来てから初のコカ茶も頂きます。

※マテ茶は飲んでことあるけど、コカ茶は初でした^^

食事を食べていると店主夫婦が”日本人?、フジモリ大統領を知っている?”と声をかけてくれました。

日本人であることとフジモリ大統領も知っていることを伝えると、

お二人からフジモリ大統領のことを話してくれました。

フジモリ大統領は途中から色々と問題がニューになっていたので賛否はあると思っていましたが、

フジモリ大統領は麻薬組織やゲリラ組織を取り締まったり、経済面を安定させたりと力を持たない貧困層を多く救ったことから一定の層からいまだに感謝されている。やっては行けないこともしてたかもしれないけど、それ以外に良いこともしていると。

※現地の方の生の声を聞けたのはとても良い経験でした。この後も、何回かフジモリ大統領のことを聞く機会がありましたが、皆さんフジモリ大統領に感謝していました。(日本人の僕に対してフジモリ大統領のことを本気でディスれないだろうけどw)

日本では政治家に対して、

1つの発言やミスをメディアが大袈裟に取り上げ、それを見た大衆が退任や政治家としての是非を問い炎上することが多いことにモヤモヤしていいます。(大抵の場合が問題の本質を理解しないでメディアに踊ろされているケースが多いけど)

ちょっと、個人的な意見を・・・

極論ではあるけど、政治資金を1億円私的利用しようが、不倫していようが、変な発言をしていようが政治活動で市場や国や地域に100億円の経済効果を齎していたら、そんなの小さな問題だし、どうでも良いかな。

何かあった時にマイナス面だけみて1発でアウトにするより、今までに行ったプラス面と比較して総合で評価して判断する方が良いと思っています。

じゃないと殆どの人は政治家なんてやれないでしょ。世の中、聖人君子みたいな人いないし。

休憩後、また永遠と続く坂を登っていきます。

昨日は初日だったからテンションが高くてなんとかなりましたが、

こうも登りが続くとさすがにメンタルがキツくなってきます。

休憩するにも日陰がないのがさらに辛い・・・

たまに石を積み立ててるものが見えるんだけど、登山のときに置く目標と同じなのかな?

辛い坂を登っていると下に目線が行きがちなんですが、周りの景色を見ないのは勿体無いのでなるべく周囲を見ながら漕いで行きます。

昨日から登り続け、徐々に上がっていた標高ですが、、、

遂に4000mを超えていました。

この辺りになると、空気の薄さがはっきりと感じられます。

立ち止まった後、漕ぎ出す際にペダルに力を入れるんですが、

一瞬意識が飛びそうなります。さらに、マラソンを走った後かの様な疲労が足に広がります。

そこで漕ぐのを止めたらまた同じことを繰り返すことになるので、自転車が安定して進むまでペダルを1回転、2回転するまで必死に回し切ります。

これはアンデス山脈を走っている間、ずっとキツかった(´Д`ι)

標高が高くなってくると、徐々に道路脇に野生のビクーニャが出てくる様になりました。

人には滅多に会わないので、動物との方が遭遇率が高いですね。

4000mを超えてから風も少し強く肌寒くなってきました。

3000m台の時は暑かったのに、4000mから色々と環境が変わってきたように感じます。

そう言えば、今走っている道ってリマやナスカなどの大きな町からクスコへ行くメインの道なはずなんですが、

車がそこまで走っていないんですよね…

昼過ぎに小さな集落(集落言うほど家は無いけど)へ着きました。

いつお店なんてあるか分からないので、ここで昼食を取ることにします。

こんな山の中で魚のメニューがあったので、今回は魚のフライにしました。

(他のメニューは今までも食べたことがあるものだったので、新しいものにチャレンジしたかったんですよね。特に田舎を走っているとどこも同じメニューで飽きてくるし…)

味付けがほぼ無い素揚げの魚なので、味は・・・ですが^^;

こんな所で食事を摂れることに感謝です。

値段もここ最近の中ではちょっとお高かかったんですが、やはり標高が高くなる&大きな都市から離れることで徐々に輸送費等で高くなるのかなって思います。

昼食後も再度走り続けます。

道路脇に出てくるビクーニャにもそろそろ飽きてきましたw

夕方くらいまでひたすら何も変わらない道を走り続け、やっと久しぶりに人工物が目に入っていきました。

商店があったので、水分やお菓子を補給します。

商店のおばちゃんから”寝るなら、向かいの建物に泊まれるよ”と教えて頂いたんですが、

少しでも進みたいのと手持ちのお金をあま減らしたくないので先へ進むことにします。

折角なので施設の近くまでは行ってみました。

ツーリストが宿泊するための施設の様で、ナスカの宿のオーナーもここで補給&宿泊ができると教えてくれていたんですが、先に書いた様に手持ちのお金を減らしたくないんですよね。

事前に計算し、クスコまでで足りるだろうお金は持っているつもりではあるんですが、

今後何があるか分からないしATMもどこにあるかなんて分からないので…まだクスコまでの道中も始まったばかりなので節約します(^◇^;)

明日以降の道中を少し楽にするために今日はもう少し頑張って先に進み、どこかで野宿をしようと思います。

ただ、商店を過ぎて以降、ずっと向かい風で思うように進まない・・・

そして、暫くすると陽が沈みだしたので急いでテントを張る場所を探さなければ!

ただ、道路の両脇は殆ど平らな地面が広がっているだけで隠れれそうな場所が見当たらない(^◇^;)

ちょっと焦ってきましたが、道路から少し横に外れたところに窪みがある場所を見つけることができ、そこにテントを張ることにします。

道路からは完全に隠れてはいませんが、道路から多少距離もあるし夜中に気付かれても態々ここまで襲いに来ることはないだろう…

今日の夕日。

ペルーに来てから見る夕日はいつも綺麗です♫

テントの中から眺めた星空✨

いつも夜中に空を見上げると空一面が星なので、星空にも飽きてきましたw

《今日のルート》

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