【478日目】ウユニ塩湖から離脱。帰りも一筋縄ではいかなかった・・・

2019年3月4日:ボリビア(ウユニ塩湖)

ウユニ塩湖でテント泊。

夜明け前に目が覚めたので外に出てみると、まだ星が見えつつも空の色が徐々に青くなっていき朝が近づいていることを感じさせます。

陽が登るまでゆっくりとウユニ塩湖の景色を一人で堪能しました。

これ以上は進めないので、これから昨日来た道を戻ることにします。

自転車乗りとして同じ道を走るのってかなり嫌なことなんですが、

昨日ウユニ塩湖を横断するビクーニャの親子を見れたことで気持ちが晴れやかになっていたし、常にこんな絶景を見ながら自転車に乗れるので嫌な気持ちは一切ありませんでした。

左奥のの白いところ近くで昨日はテントを張っていました。

水が浅い場所はこんな感じ。

これでもタイヤが結構埋まるので移動が大変です^^;

まだ道の面影があるところを辿って帰ります。

↓自転車で走っている動画(かなり揺れているので画面酔いにご注意ください)

暫くして昨日最後に通った小さな集落が見えて来ました。(水を分けてもらったCAQUENAよりさらに奥にあった集落)

集落の外では住民の方が集まってお祭りを楽しんでいました^^

ペルーもボリビアもみんな陽気で明るく、外から見てもすぐに受け入れてくれるので旅をしていて本当に楽しいです。

集落を少し抜けたところ。

結構遠くまで地面が見えたので、この辺から南下していたらもしかして行けたかな?

CAQUENAの村も抜けて、来る時にも休憩した分岐の看板前で今回も休憩します。

30分ほど休憩して出発。

その後は今までに無い快調なペースで走ります!

この分だと昼過ぎにサリーナスに着くので宿でゆっくりするか、町の先まで漕いで野宿しようかな?

と今後の予定を考えます。

1時間ほど経って、なんでこんなに楽なんだろうと自分でも不思議になり、普段との違いを考えた・・・

そして、違いに気付いた瞬間、体が内側からゾッとした。

リュックが無い(゚o゚;;

いつも背負っているリュックが無い。

リュックを背負っていないことに1時間も気付かないなんて、疲れていたからだとは思うけど本気で自分を殴りたい。

何故もっと早く気付かなかったんだろうか。。。

一旦、冷静にリュックをどこで紛失したか今日の行動を振り返った。

分岐の看板で休憩したところまでは絶対にあったことは覚えているし、上記の写真で確認した。

その後も、上り坂で一度休憩したのでもしリュックを置いて来たとしたらそのどちらかだ。

回収しに戻るにしても疲労など考えると1時間以上は余裕でかかってしまう・・・

でも、リュックの中にパスポート等の大事なものが入っているので回収は必要ではある。

自転車に乗せている荷物を全て外し、荷物を道路脇の植物の影に隠して急いでリュックの回収へ向かう!

今まで何10キロと荷物を載せて走っていたものがほぼ0になったので、軽い軽い^^

30倍界王拳だ!とか心の中で言いながらぶっ飛ばしていきます。

15分ほどで最後に休憩した上り坂に到着。

休憩した近辺を探したがリュックの形跡はない。

というこは、やはり分岐の看板で休憩した際に忘れてきたのか。。。

ここからも少し遠いが分岐の場所まで向かうことに。

さらに30分ほど漕ぎ、分岐の場所に到着。

すると、看板の日陰にリュックが!!!

無事にリュックは回収。

ただ、ここまで全力で飛ばしてきた反動でめちゃくちゃ疲れました(^◇^;)

そして、持っている水がほぼ無くなってしまった・・・

そして、

リュックを回収し荷物を置いて来た場所まで戻る途中で完全に水が尽きてしまった。

この辺りは暑さだけで無く乾燥が酷く普通にしていても喉が乾いてくるんですが、

まだ町までかなり距離があるので焦ります(゚o゚;;

荷物を置いている場所へ行く途中に昨日も通った小さな集落があったので立ち寄り、藁にもすがる思いで目に入った民家への扉をノックした。

そこで運良く1軒目で住民の方が出て来てくれ、水筒を見せながら”quiero agua”と必死に訴える。

もうこの時は口の中や喉が乾燥していて、ちゃんと声が発せれたか分からないですが僕の必死な状況が伝わったのか急いで水筒いっぱいに水を入れてくれた。

この時は有難さに少し泣きそうになりながら、

心の底から

”muchas gracias”

とお礼を伝えた。

水を頂無事に荷物を置いてある場所まで帰ることが出来た。

(荷物を置いた場所を探すのに手間取りましたが^^;)

この時点で精神的、肉体的疲労がピークを向かえそうになっていたのか、気持ちも完全に落ちてしまい荷物を積み直した自転車を支えながら少し途方に暮れていた。

ただ、自分で先へ進まないと何も始まらない。それが自転車での旅だ。

なんてことを思っいたんですが、

いつの間にか自転車とともに車の荷台の上。

荷物を載せた後、途方にくれていたら丁度後ろから来た車が止まってくれ載せてくれました^^/

途中、なんどかエンジンの不調で修理をするトラブルはありましたが、自転車で帰るより早く&楽にサリーナスまで帰れました。

サリーナスに到着。

このご家族に乗せて頂きました^^

この2日日間、色んな人達にお世話になり感謝しかありません。

無事にサリーナスまで帰還しましたが、このまま漕いで再出発する気力は全く持ち合わせていなかったので先日宿泊した宿へ再度向かいました。

戻って来た僕にお父さんは驚きつつも心配してくれ、温かいお茶とお菓子を用意してくれました^^

用意して頂いたお茶を飲みつつ、お父さんとウユニ塩湖の状況と明日以降の僕のルートについて少しお話。

少し落ち着いてから、夕食を食べに町へ。

この2日間、色んなことがあったので人がいる町、シャワーを浴びてベッドで寝れる環境にホッとします^^

《今日のルート》

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