2018年5月16日:中国(烏魯木斉)
今日はついにウルムチを出発し、シルクロードの旅を始めます。
数日前からウルムチは寒くなってきていたので指が隠れる秋冬用の手袋を使用します。
※こちらはberufさんにサポートして頂いたんですが、手袋を着用したままでもスマホのタッチパネルが操作できるので寒い時や自転車走行時に携帯を操作するのに便利です♫
ミャンマーのヤンゴン到着以来なので約1ヶ月ぶりにチャリ旅再開!
ウルムチから西に進みカザフスタンを目指すんですが今日は緩い下りが長く続くのでラッキー♫
と思って快調に進みます^^
すると、10キロほど進んだ時に急に大きな音とともにチェーンがロックされました!(◎_◎;)
何が起こったのか分からず、まずは自転車を道路脇のスペースに止め何が起こったのか確認する。
チェーンを見てみると、そこには本来リアディレイラーに付いているはずの部品(プーリー)が・・・
リアディレイラーを見ると見事にプーリーが繋がっていた箇所が折れている(つД`)ノ
もちろん、このままでは自転車を漕ぐことは不可能。
すぐ近くにあった商店のお姉さんに自転車を修理してくるまで荷物を置かせて欲しいとお願いした所、快く快諾してくれたm(_ _)m
自転車に乗せているバッグをお店に置き、携帯で一番近い自転車屋を調べる。
結果、、、先日行った自転車屋が一番近かったのでそこまで自転車を押して行くことにします。
故障現場から自転車屋まで約7キロ、一時間半ほどかけて到着。
このまえ修理したばっかりなのにどうした?って顔でおっちゃんが迎えてくれた。
事情を説明し修理をお願いする。
しかし、今は先客の自転車を修理しているから30分待って欲しいとのことだ。
おっちゃんに自転車を預け、近くのファストフード店で時間を潰すことにした。
待っている間、この後について考えていた。
戻って来たり修理したりで結構時間を使ってしまったのでもう1泊ウルムチに滞在し明日再度出発した方が良いのでは・・・悩みます。
30分後、自転車屋に戻るとおっちゃんが「これが原因だ」と故障原因を教えてくれた。
おっちゃんが指差す先を見ると自転車のリア右側のフレームが内側に曲がっている。
おそらく先日の空輸時に自転車の上に何か重いものを載せられて曲がったんだと思う。
そのためギアをトップにした際にフレームとリアディレラーが干渉し壊れた。
で、原因は分かったんだけどどうしよう?
こんなとこ曲がったら直せなくね?
まぁ、リアディレラーを交換してギアをあまり上げないように注意すれば走行は可能ではあるけど。
って考えてるとおっちゃんが徐ろに曲がったフレームの場所にあるネジ穴にネジをぶち込みそのネジを引っ張ることでフレームを元に戻し始めた!
無事にフレームを直し、その後にリアディレイラーも新し物に付け替えてくれた。
この時点で既に時刻は3時。どうするか悩んだが少しでも進んでおくことにした。
最低でもウルムチの町からは出ておくことを目標に荷物を預けていた商店まで急ぐ。
荷物が無いので快調に飛ばして荷物を預けていた商店まで戻り、荷物を回収。
中国は町の1つ1つがとても大きいので郊外に出るまでが大変です。
郊外と言っても今現在建設中のマンショや家がたくさんあるので暫くしたらここも郊外では無くなりそうです。こうやってどんどん町が大きくなっていくんですね。
さらに進んでいくともう大きな建物は無くなり、小さな集落を偶に見かけるようになります。
シャシリク🥓が近づいて来た(笑)
車が多そうな道、検問がありそうな道を避けて進んでいますが、完全に迷子状態です💦
少し離れたところに大きめの道路を発見したので農道を走って無理やり道路への復帰を目指します。
最後の関門。
自転車からバッグを外し、数回に分けて道路へ荷物を運びます。
無事に綺麗な道路に復帰し快調に進んで行きます。
その後、検問があり荷物チェックとパスポートチェックを受けます。
これがすぐに終われば良いんですが、やたらと時間がかかります(;´Д`A
あと、パスポートチェック時に携帯番号を聞かれるんですが、日本の携帯番号は止めてるし中国のSIMカードはウルムチで買おうとしたら外国人には売れないって断られているので今現在携帯番号を持っていない。
その際に職員からなぜ携帯番号が無いと聞かれ、SIMカードを買おうとしたが外国人はウイグル自治区で買えないと説明した。
そもそもあなた達の政府がウイグル自治区での外国人に対するSIMカード販売を規制してるんだったらそのことは知っとけよ。と思う。
30分くらい検問で待たされ、先に進むことを許された。
検問から暫く行くと
そして町に入った。
宿を探して見たけど外国人が泊まれる宿はとても高かったのでこの町はスルーして先を進むことにした。
この後の道だが、とても大きくて走りやすい。
しかし100mごとに監視カメラがあり、走行している車をチェックしている。
ただ、ある程度スピードが速く無いと反応しないのか、トラックが走って行く際にはカメラが光って写真が撮られているようだった。僕がゆっくり自転車で抜ける際には何も反応しなかった。
日が暮れる頃にちょうど屋根が付いている歩道橋があったので今夜は歩道橋の上で野宿することにした。
横には看板もあるのでカメラからは完全に死角になっているのも有難い。
野宿する歩道橋から少し離れたところに運良く飲食店があったので夕食を食べた。
ここはトラック運転手が休憩によるところらしく、先客にトラック運転手が2人いた。
その二人が食べていた麺料理が美味しそうあったので同じものをオーダー🍽
15元で量も味も満足し、野宿する歩道橋へ戻りました。
これからカザフスタンまでは検問や宿に困りそう(^◇^;)
<今日のルート>