【501日〜505目】色々あったけど、宝石の道終了。そして次の国チリへ

2019年3月27日〜31日:ボリビア(チャルビリ湖)〜チリ(アタカマ)

昨晩、遅くからこの旅始まって以来の高熱が出た。

もはやこの旅というよりかは人生で1番の高熱だったw

恐る恐る測ると40度近い結果だった。

翌朝、熱でフラフラになりながらもレストランでお母さんにお願いしてお湯を水筒にいれてもらい、寝ている建物に帰る。

そこからの意識がほとんどない。。。

次に目を覚ますと寝るのに借りていたマットレスの上だった

そして、お父さんが驚きながら色々話してくれた

頭がまだボーッとしているのと僕のスペイン語能力だと所々しか分からなかったけど、

どうやらお湯をもらって帰ろうとしたときに倒れ、お父さんがここまで運んでくれたようです。

そして、そこから3日間目を覚さなくて心配していたみたい(゚o゚;;

お父さんが車を出してくれるので一旦近くの集落にある病院まで行くことに(近くと言っても砂漠の外なので結構な距離はある。それでも自転車で10日間くらい頑張ってきた道を数時間で着くとなるとちょっとショックだった笑)

目を覚ました直後。顔死んでるw

病院では血液検査と点滴をしてもらった。点滴を打ってもらってかなり楽にはなった。

今回の診察結果としては低体温症と高山病、あと疲労による体力低下。

高山病はまだそこまで酷くないけど体調が弱っているためこの後悪化する可能性があるのでなるべく早く標高は下げた方が良いとのこと。

低体温症は結構ヤバいらしく。本当は暫くちゃんとした病院で安静にした方が良いけど、この辺にはちゃんとした施設のある病院がないからチリのアタカマに向かうかボリビアだとオルロ、スクレ、タリハ辺りに行くべきだと言われた。

この中で一番近いのはチリのアタカマ・・・ただ、砂漠を越える必要があるんですよね💦

一旦、体調が少し落ち着いたのでお父さんと車で帰ることに。

寝泊まりしている倉庫に戻ると、体調を考えポカリを飲む。

宝石の道に入って以降、いままでに出会った人にもらったものに本当に助けられています。

倉庫で休んでいるとフランス人サイクリスト2人もここに泊まるということで入ってきた。

僕を見るなり、

「日本人サイクリスト?」

と聞かれ

「そうだよ」

「もしかして名前はオオナリ?、ワタナベって知っている?」

「オオナリだよ。ワタナベ君は友達だけど、なんで知っているの?」

「昨日、ワタナベと会ってこれを渡されたんだよ」

渡されたのは一枚の紙

ワタナベくんが書いたものだった。

ワタナベくんとはキルギスで一緒に過ごし、旅中も連絡を取り合っていた。

ウユニを出るときにも連絡を取っていて彼は僕とは逆に南米を北上していて、アタカマに滞在していた。

そろそろ出発するから砂漠のどこかですれ違うかもと話していた。

僕が死にかけている間にニアミスしているとは(笑)

ワタナベくんのメモに元気をもらいながら、体調が少しでも良くなるようにのんびり過ごす。

そういえば、チャルビリ湖前のレストランの倉庫にお世話になっているんですが、

このレストランの前には温泉があって、入浴チケットもこのレストランで買うことが出来ます。

折角なので僕も入浴してみました♨️

砂漠の中の温泉ってのも中々良きです^^

風呂上がりには金ちゃんヌードル

翌日、お世話になったレストランを出発した。

一応、早く標高をさげた方が良いと言われているのでね。

ただ、体調はそこまで回復しておらず体に力が入らない。。。

レストランのお父さんとお母さんも心配してくれたんですけど、砂漠の終わりまでそこまで距離もないし何かあったらヒッチハイクしようと思うと伝えると

「今日はアタカマ方面へ行くツアーの車が多いから、何かあったらすぐに乗ると良い。ここを通る車には伝えておくから」

と、最後までお世話になってしまった。

暫くゆっくり漕ぎながら進む。

でも、自分が考えていた以上に体が重い。

少し漕いでは休憩。これを繰り返しながら少しずつ進んでいく。

宝石の道、最後の湖であるブランカ湖が見えてきた頃、

後ろから来た車が僕の横で止まり、運転手のおっちゃんが話しかけてきた。

いまいち聞き取れなかったけど、どうやら車に乗るように言ってくれてるみたいだ。

確かに車にはアジア人の女の子が一人しか乗っていないので乗れそうだ。

僕の回答を待たないまま、おっちゃんは車から降りるなり自転車を車に詰め込みだすw

そして、砂漠の先にあるチリとの国境に向かう・・・

車内でおっちゃんと少し話したところ、

おっちゃんは、レストランでお父さんにふらふらのサイクリストが居たら車に乗せるよう頼まれたようだ。

宝石の道の終わりが見えていたので最後まで走れなかったことはとても残念な気持ちだったけど、体力的にはかなりキツかったのでこれは皆の気遣いに感謝しかない。

少し車で走ってボリビアの国境へ到着。

ここで出国手続きをしてチリ側のイミグレーションへ向かう。

※ボリビアのイミグレで日本人と分かると賄賂を請求されたけど、財布にお金が入っていないのを見せるとあっさりスルーされた。直近まで多くのボリビアの人にお世話になっていたのに最後の最後でこういうことあるとボリビアの印象が悪くなってしまう。まぁ、そんなことで印象が大きく変わることは無いくらい多く人に助けられたボリビア旅でしたが^^

チリ側のイミグレでは日本人かつ広島出身と分かると何故かとても歓迎されたw

そして、何故かイミグレ職員達から卓球をしようと誘われる。

イミグレの建物に卓球台が常備されているところなんて世界中でもここだけじゃないのか(笑)

ということですんなりとチリに入国。

ここからアタカマの町まで約50キロ

ただ下り基調なのでそこまで辛く無いだろうと淡い期待。

イミグレを出たあと、登り坂が続きそんな僕の淡い期待が早々に砕かれました。

ゆっくりと坂を登っていると道路工事をしているおっちゃん達がいた。

工事現場を走り過ぎようとすると、おっちゃんに声をかけられジュースを頂いた。

ジュースを飲みながら少し話をしているとおっちゃん達の仕事がもう少しで終わるから一緒にアタカマまで車で行かないかと。

本当に有難い!

暫くおっちゃん達の仕事が終わるのを待ち、片付けを少しだけ手伝わせてもらった。

車の中では色々旅のことを質問してもらったり、このあとのご飯にも誘ってもらった♫

アタカマに到着し、おっちゃん達とご飯へ。

と言っても僕は体調が戻らず食欲がないのでケーキとコーヒーのみ(^◇^;)

この食事もおっちゃん達がご馳走してくれた。

ここ最近、人にお世話になってばかりで申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

少しアタカマでゆっくりしながら今後の予定を考えてみようと思う。

《今日のルート》

※ボリビア側のログを取り忘れた・・・チリのイミグレでGPSのログを取っていないことに気づいた

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