【456目】久しぶりの標高4000m越えと体調不良

2019年2月10日:ペルー(サン・ペドロ)

昨日は昼過ぎに強いスコールに遭い、早々に走行を断念した。

そのため、今日は少し頑張って漕いでいきたい!

昨日泊まった宿。

看板にはWifiの文字があったが、Wifiは別料金。(僕は別に無くても良かったのでWifi無しで宿泊)

急いで準備をして8時には出発。

町を出るとまた何もない湿地帯のようなエリアを走っていく。

道路の横をみると大きな水溜りができている箇所が多くあり、昨日のスコールで大量の雨が降ったことが分かる。

途中から今日も長い登り坂が始まりました。

小一時間ほど登ると、線路脇に建物が建ち並んでいる場所があったので寄ってみることに。

道路脇には車が列を成して止まっていたので、多くの人が立ち寄っていることが窺えます。

自転車も車が止まっているエリアに置いていくことにしたんですが、荷物が盗まれないか少し不安ではあります…

どうやらここは温泉施設のようです。

入場するのに多くの人が並んでいるのと、施設の周りにあるお土産屋や飲食店に並ぶ人で人が溢れているようです。

そう言えばマチュピチュ村でこの旅中では久しぶりの温泉(キルギス以来かな)に入ったんですが、

その際に改めて温泉の気持ち良さを思い出しました。

是非、今回も入りたいと思ったんですが、入場待ちの列が長く諦めました。

代わりに昼食だけでも食べいくことにします。

おばちゃん達がご飯を作っています。

料理は見てないですが、作っているとこだけ見るとなんとなく美味しそうに感じたので、適当に注文。

(メニューが全く分からないので選択の余地がないだけ)

少し離れた場所で椅子に座らせてもらって昼食タイム。

見事な炭水化物のセット(笑)

食後はご飯屋の横で営業しているお茶屋で一服。

昼食タイムを終え、再度出発。

ここまでも登り坂を登って来たんですが、この後も終わる気配が無く登り坂を続いて行きます。

暫く漕いでいると急に体に異変が出てきました。

胃の辺りに違和感を感じる。

吐きそうになるけど、吐くまでいかない。

気持ち悪い・・・

この感じは旅中に以前も経験したことがあり、中国でなった食中毒と同じ感覚だ。

おそらくさっきの昼ごはんだと思う・・・(今日は昼のご飯以外はチョコしか食べていないので他に疑いようがない)

まぁ、衛生的に微妙なのは分かっていたから後悔とかは全くないが、久しぶりの体の異変はただただ辛い。

しかも、登り坂の途中だし。

体調は全く良くならないし、坂の終わりは全く見えない。

標高も上がってきたためか、気温も下がってきて肌寒い。

夜はテント泊になるにしろ、出来れば、標高を下げたい。

体調と相談しつつ、休憩をとりながら先へ。

この辺りは周囲も高い山があるため、陽が沈むのが早そうなので少し焦ってくる・・・

なんとか、坂の終わりと思える場所に到着。

標高4000mを超えていた。

久しぶりにこの高さまで自転車で登ってきました。

そりゃ、気温も下がってきたのも理解できます。

坂を登りきった場所には広場があり、お土産を売っている人達がいました。

車も数台止まっていたんですが、明らかに台数と人数が一致しない。

どうやってここまで来たんだろうか?と不思議に思いましたが、

広場の裏を見ると駅がありました。

もしかしたら、駅を使って近くから売りにきているのかもしれないですね。

広場の近くの看板を見るとさっきの看板よりも標高が低くなっている。

さっきより少し登っているはずなんだが、何故だ?

ここがクスコからプーノへの道中で一番標高が高いので、この先ここまで登ることは無いと思うと少し気が楽になります。

ペルーの隣国であるボリビアに行くまでだと、プーノが一番大きな町になる。

当面はプーノを目標にし、プーノで疲労回復のために2泊しようかと考えている。

プーノまであと200キロ強。

到着は2日後かな?

頂上からは坂を一気に下っていきます。

今日は1日中景色が変わり映えいしないんですが、

それでも周囲に見える景色のスケールが日本では見れないものなので、全然飽きることはない。

かなり下ってくると少し住居を見る機会も増えて来ました。

標高が下り気温も上がってきたので、気持ちも余裕ができ周囲の景色を楽しむことができている。

こんな風に周囲の景色を楽しめているかが、走行中に余裕があるかを測るバロメータになっています。

雨が上がった後は空が蒼く綺麗ですし、地面に残った水溜まりもまた綺麗に輝くので雨上がりが好きです。

走行中に雨に降られるのは本当に嫌ですが。。。

あまり放牧されている家畜を見かけないんですが(季節のせい?)、

辺りは草が豊富に生えているエリアなので放牧時に使用する建物らしきものを所々で見かけることがあります。

実際に使用しているところは見たことがないので、もしかしたらもう壊れて使用していないのかもしれない。

ペルーに入ってから初めて線路を自転車で横断。

何てことは無いんですが、少しテンションが上がりました(笑)

本数が少ない且つ電車が迫って来たら結構遠くから見えるからか、踏切は無い。

夕方になった頃、

小さな町に入ったので物資の補給のため立ち寄ります。

商店で飲み物やお菓子を買っていたら、

お店のおばちゃんが「宿を探してるの?」と声をかけてくれたので「知っているの?」と聞くと、

「ここは宿もやってるよ」とのこと。

今日は町の外でテント泊をしようと思っていましたが、折角なのでここに泊まることにします。

宿の入り口は別口のようで一旦商店を出てから違う入り口に向かいます。

その時に商店の看板を改めて見ると確かに宿の文字が横に書かれていました^^;

宿にチェックインしている間に外はあっという間に暗くなっていました。

最近は陽が沈むのが随分と早くなってきた気がします。

どんどん冬が近づいて来ているようで今後のことを考えると少し焦りが出てきます…

小さな町をぶらぶらと散策するのが習慣になっています。

田舎の町はそこまで造りに差が出ないんですが、

自転車で旅をしないと多くの町は通り過ぎてしまうような場所なので、少しでも自分の眼で見ておきたいんですよね^^

《今日のルート》

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