【458目】プーノ到着とカーニバル

2019年2月12日:ペルー(プカラ)

昨日泊まった宿。

暗い中、路地の先にある宿を即座に見つけることができたのは旅の経験値による勘が効くようになった気がします(笑)

距離的にもしかしたら今日中にプーノに辿り着ける可能性があるんですが、

着く頃には夜になりそうなので場合によっては手前でテント泊になるかな?

今日も長閑な景色の中走っていきます。

あまり変わらない景色に徐々に飽きを感じてきた頃、

道端で羊を放牧している家族と遭遇。

笑顔で手を振ってくれながら声をかけてくれた。

単調且つ体力的にキツイ日々が続いているので、こういう何気ない出来事がとても楽しく尊く感じます。

蒸し暑く体力が奪われていくなか、ガソリンスタンド跡地で休憩。

一度座ると腰が重く、中々出発出来なくなります…

プーノの手前にある大きめな町、フリアカに到着。

ここからプーノまでは約40キロなのでうまく行けば2時間くらいで着く計算になる。

今からだとプーノ到着は暗くなるギリギリの時間になりそうなので、

もうここで泊まるか少し進んでテント泊にするか悩みます。

町の中を走りながら町の雰囲気を少し確認してたんですが、

あまり良い感じを受けなく、直感ではあるんですが先に進むことにします。

フリアカの町を出て少ししたころ、道端でアイスを売っているお母さんを発見。

旅中、1日1アイスを決めている僕にとってはとても良いタイミングで出会えました^^

このチープな昔ながらのアイスが良いです!

アイスで少し体力を回復。

お母さんはアイスの入った箱を荷車で押しながらフリアカ方面へ向かっていかれました。

フリアカを出て以降、テントを張れそうな場所(隠れれる場所)が一切見当たらず、

これはプーノまで意地でも頑張らないと行けないかもと徐々に覚悟を決めます。

先日、4000mの山を越えたのでプーノまではもう大きな坂は無いものと思っていたんですが、

プーノ手前に急な長い坂が待っていました・・・

ここを登り切れば終わりだと自分に言い聞かせて登っていきます。

途中、辺りを見渡せる場所があったので立ち止まってみると、

とても広大な景気が広がっていることに気付かされました。

写真では伝わらないんですが、心の中を風が通り過ぎるようなスッキリした感覚があり、疲れを忘れさせてくます。

坂を登っているときは余裕がなくなると、どうしても視界が狭まり周囲に目がいかなくなるんですが、

そうしている間に色んな景色を見逃していると思うととても勿体無いので、旅を続ける中でどんなに辛くても成る可く下を見たりせず周囲を見るようになりました。

遂にプーノの町に入ります。

ただ、こういう看板があっても町の中心まではまだまだ遠いということをペルーをここまで旅して気付いているので、到着したんだと浮かれずここから10キロくらいは漕ぐつもりで自分の心を平常に保ちます。

坂を登ったところからプーノの町を見下ろすことができました。

プーノの中心地はチチカカ湖のほとりにありますが、僕が走っている国道は町の上側を通っています。

そのため、中心地へ行くにはどこかで坂を下る必要があります。

ただ、ここで困るのがこの坂がかなり急なため一度下ると再度登るのがとても大変であり、ここまでで既に体力の多くを消費している今の僕には重い自転車を押しながら再度坂を登るなんてことは不可能。

どこで中心地へ下りるかの判断がとても重要になってきます。

暫く国道を進んでから中心地へ下りてみました。

すると、町中ではカーニバルが行われていて人で溢れていた。

そんなの聞いてないんですが・・・

さらに、カーニバルが行われる道が幾つか封鎖されていて、町中を移動するのがかなり困難になっていた。

移動が非常に困難な中、今晩の宿を探すことに。

幾つかの宿に飛び込んだがどこも満室。

南米3大カーニバルであるリオ(ブラジル)、クスコ(ペルー)、オルロ(ボリビア)ほどでは無いが、プーノのカーニバルも南米では有名なので多くの観光客が訪れている。

6軒目の宿でなんとか空いている部屋を見つけることはできた。

カーニバル時期なので少し高めではあったけど、それでもかなり良心的な値段だったので助かりました^^

無事に宿を確保したので荷物を置いて、少しカーニバルを見にいきます。

というよりかは夕食を食べにいったなんですが、否応なしにカーニバルを目にすることになるんでね。

僕自身、日常が見たいという気持ちが強いのであまりお祭りになどに興味がないんです。

なのに、やたらと地元の祭りに当たることが多くて困ります^^;

お祭りが好きな人にとっては贅沢な悩みかもしれませんが・・・

町中はどこも人で溢れかえっていて移動が大変。

なんとか食堂や屋台で夕食を取ることが出来ましたが、人が多いので明日以降も食事には困りそうです。

カーニバルのメイン通り。道路の横には観客席も用意されている。

帰り道、町の中にある大きな広場を通ると多くの人がスプレーで泡をかけあっていましたが、これもカーニバルのこの時期の楽しみ方のようですね。

明日もプーノで体を休めることにするんだけど、

昼間もカーニバルで混雑しているのかちょっと不安(-。-;

《今日のルート》

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