2019年3月5日:ボリビア(サリーナス・デ・ガルシ=メンドサ)
昨日、ウユニ塩湖からサリーナスまで帰還。
本来は今日ウユニの村に着くはずだったが予定が変わってしまった。
ここからウユニ村まで道路を走っていくと2日くらいはかかってしまう距離だ。
本来、特に予定が無い僕は気にせず行けば良いのだが、今回はちょっと都合が違う。
数日前に偶然にも連絡をとった旅仲間のつるりん(約1年前にベトナムのフエで同じ宿だった)がウユニ村に今滞在中だった。
その時に聞いたつるりんの予定はあと数日滞在したら出発するものだった。
彼は僕みたいに各地で沈没するような人ではないので、早く行かないと会うことが出来ない。
このままだと入れ違いになりそうだと思い、それならウユニ村まで急ぐしかないということでバスで向かう決心をした。
自転車旅をしている中で他の乗り物で移動することは抵抗(窮地の時を除く)がありますが、
約1年ぶりの再会、しかも違う大陸。
そして、つるりんは僕が旅に出て最初に出会った日本人の旅人。
これだけの要素が揃えば会いに行かないわけにはいかなかった。
↓↓↓↓つるりんとの出会い↓↓↓
昨晩、宿のお父さんにウユニ村までのバスのルートと値段を教えてもらった。
朝、宿をでて教えてもらった通り町の中心エリアにバスを探しに行く。
そんな中心エリアは今日もお祭りで盛り上がっていた。
ウユニ村へは、まずサリーナスからCHALLAPATAへ行き、そこからバスを乗り換えてウユニ村へ行くことになる。
中心エリアでCHALLAPATA行きのバスを見つけ、運転手のおっちゃんに自転車を乗せる交渉を行う。
大量の荷物と自転車を車の上に載せてもらう。
昼前に車に乗り込んでいたんですが、待てど暮らせど出発する気配がない。。。
運転手のおっちゃんも祭りを楽しみにどこかへ行ってしまった・・・
仕方ないので車から降りてパレードを眺めるしかなかった。
暇すぎてパレードを少し録画したw
ただ、そんなのもある程度時間が経つと飽きてしまう。
一体いつになったら出発するのやら^^;
結局、運転手のおっちゃんが酒を飲みすぎて寝てしまい、目が覚めて出発出来たのが15時過ぎ・・・
5時間、いつ出るのか分からない車を待つのは精神的にちょっと堪えました(-。-;
やっぱり自分で調整できる自転車が一番かな、とこういう時だけは思います。
サリーナスを出て1時間半ほどでCHALLAPATAに到着。
ここでウユニ村のバスが出る場所を教えてもらい、バスが来るのを待つ。
が、
こちらも待てど暮せどバスが来ない。
もう日が沈む暗くなっている・・・
周りにもバスを待っている人が多数いたのでバスがいつ頃来るのか聞いてみた。
すると、衝撃の一言が、、、
『今日はお祭りだからCHALLAPATAからウユニ村へ行くバスはもう出ていないよ。次は明日の朝になるよ。』
終わった・・・(;ω;)
マジでどうしようかと思っていたら、近くで僕の話を聞いていた青年が声をかけてくれた。
『オルロ発のウユニ村行きのバスは出ているよ。チケットのネットで購入すれば大丈夫!』
そう言って、彼は僕のチケットをネットで購入してくれた。
その後、1時間ほど待ったところでバスが到着した。
自転車と荷物をトランクへ急いでぶち込み、さっきの青年とともにバスへ乗り込む。
僕はチケットがどうなっているのか全く把握していなかったんだけど、『ここの席に座ってて良いよ』と青年に促されるままに席へ着席した。
だが、席は満席であり、彼が立ったままバスは出発した。
暫くして、小さな村を通るとバスは停車し乗客が少し減り、彼は空いた席に座ることが出来た。
夜10時過ぎ、ついにウユニ村へ到着した。
彼も一緒に降車したが、『着いて良かったね』と言い、そのまま村のどこか行った。
僕は『ムーチャス グラシアス』として言うことが出来なかった。
彼がいなければ今日中にウユニ村へ到着することは出来なかったし、彼は僕の代わりにバス代も支払ってくれていたはずだ。
道端で偶然あった外国人にここまで親切にできる彼に感謝と尊敬が溢れ出た。
昨日、一昨日もウユニ塩湖で色々あり泣きそうになったが今日も泣きそうだった。(たぶん泣いてた)
もう夜遅いなか幾つかの宿に飛び込んだが、
流石の観光有名地ウユニ、ことごとく宿がいっぱいだった・・・
4軒目でちょっと値段が高いがなんとか泊まれることになった。
つるりんに無事ウユニ村に着いたことを連絡し、明日つるりんの宿泊している宿へ会いに行こうと思う。
ここ数日は本当に1日1日が濃く、数日の間に数ヶ月や1年分くらいの経験をしているような気分です。
《今日のルート》