【198日目】キルギスまであと少し

2018年5月28日:カザフスタン(アルマティ郊外〜クルダイ)

昨晩は荒野にテントを張っていたが、深夜から朝方にかけて強風が吹き荒れテント毎飛ばされそうになった(^◇^;)

テントの風を受けている側を体でしっかり支えないと飛ばされてしまう状態だった。

そのあまりの強さにテントの支柱が曲がってしまった💦

強風の中、急いでテントをしまい避難する。

1キロほど進んだところにガソリンスタンドがあるのでそこに逃げこむことに。

しかし、強風は向かい風&偶に横風で中々進めない。立ち漕ぎでなんとか進める程度だった。

たまに来る横風の時にはバランスを保てないため、毎回倒れそうになる。このままでは車に轢かれると思い、自転車を押してガソリンスタンドへ向かう。

なんとか逃げ込んだガソリンスタンド。

強風で冷えた体を温めながら休憩させてもらうことに。

2時間くらい休んでいると、スタッフの兄ちゃんが風が弱くなったから今ならいけると教えてくれ、再出発!

しかし、数キロ進んだところでまた強風にあう(~_~;)

またしても自転車に乗れないくらいの強風のため仕方なく押して行くことにする。

時々風が弱くなったタイミングで少しだけ漕いで進み、また強風になると押して行く。

この繰り返し。

そんなこんなでアルマティと隣の市との境に到着。

道路はまだまだ真っ直ぐ続くので当分は強風に悩まされそうです(;´Д`A

ただ、あと20キロくらい進むと左折してキルギス方面へ行くのでそうすれば少しは風が弱くなるか風向きが変わると信じて頑張ります٩( ‘ω’ )و

今日もサービスエリアがあったので休憩。

強風のせいでマジ疲れていたのでここで少し寝させてもらいました💤

暖かいコーヒーは冷えた体が生き返ります😄

1時間くらい休んで再出発!

天気は良いんですが風は相変わらず強いっす( ̄◇ ̄;)

またひたすら乗ったり押したりしながら進んでいると、左折する場所の近く辺りから急に追い風になった!

ラッキーと思っていたら直ぐに進行方向が変わり、追い風タイムを即刻終了(>_<)

ここからはキルギスに向かっていきます。

しばらく行くと警察の建物がありパトカーが止まっていて通過する車のスピードをチェックしていました。

自転車なんで関係ないと思っていたら何故か呼ばれたのでパトカーまで行くと、まさかのエナジードリンクの差し入れを頂きました^^

ここからは結構長い上り坂が続くので補給がてら近くにあった商店でハンバーガーを購入し、出発。

少し坂を登ったところに何かしらのモニュメントがあり、休憩出来そうだったのでここでさっきのハンバーガー🍔を食べることにします。

白い2階建の建物が警察署、左側にある建物が商店。

少し休憩したら気合い入れて登っていきます!

と言うのも今回登る坂の頂上は標高2000mを超えるので夜になるとかなり冷え込みます。

なので成る可く早く登りきり少しでも下って今晩の寝床の標高を下げたいんです。

頻繁に道路を横切る羊の群れを見ます。

こいつらの1匹でもテントに入れて寝れば寒さは凌そうです(笑)

息を切らせながらセッセと登り続けます。

登り始めて1時間超、なんとか頂上到着です。

坂を登っている途中、運転する車の窓から手渡しで水をもらいました。

僕も漕ぎながらの受け渡しだったのでツールドフランスとかの補給みたいでちょっと気分が上がりましたwww

ここからは暫く下ってまた少し登ります。

日が傾き抱いた頃、キルギスに帰る方達に声をかけられ記念撮影^^

この辺りは景色も良くて最高でした!

急がないと行けないと分かっていても写真を撮ってしまう(笑)

この時点で結構寒かったので本当に急がないと行けなかったんですがね💦

暫く進んでいると今は使用していないバス停(たぶん)があったので今日はここで野宿することに決めました。風が避けれるのでもう昨日みたいなことは無いので安心して寝れそうです!

テントの中から夕日を眺めます。

そしてこれから夜を迎えし、そろそろ寝よ。

と思っていたら、急にテントをノック?する音が聞こえたので急いで出ると、そこには一人のおじちゃんが立っていた。

言葉が分からなかったが食べ物を食べのか?飲み物はあるのか?みたいなジェスチャーだったので僕は首を横に振った。

するとおじちゃんは道路沿いにある家(上記写真に写っている家)を指差しながらこっちに来いと言うので、僕はおじちゃんに付いて行く。

おじちゃん家に入って部屋で休んでいると奥さんがご飯やお菓子、チャイを持ってきてくれた🍽

おじちゃんとジェスチャー&簡単な英語でコミュニケーションを取ったり、一緒にバレーを見ながら楽しんだ。

途中、おじちゃんの孫娘(2歳くらい)が乱入してきたのでお孫さんとも遊んだ😄

おじちゃんは外は寒いから今晩はここに泊まれと言ってくれたが、すでにテントを張っていて荷物も置きっ放しなので今晩はテントに戻って寝ると伝えた。

すると、おじさんが少しだけ待つように言うので待っていると奥さんがペットボトルに入れた暖かいチャイと水、お菓子を持ってきてくれた。

僕は食事を頂く時にチャイをめっちゃ飲んでいて、チャイが好きなことを伝えていたのでチャイを作ってくれました。

知らない外国人が家の近くでテント泊してたら、どっか行くように言ったり関わらないようにしてもおかしく無いのにここまで親切にして頂き、本当に有難かったですm(._.)m

カザフスタン最後の夜にとても良い経験をさせて頂きました。

キルギスとの国境まであと少しなので明日にはキルギス入りが出来そうです!

《今日のルート》

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